概要
国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした一般向けの体操で指導の掛け声ともなう伴奏曲の第三番。幻のラジオ体操とも言われている。 レベルは上級レベルであり少し難しい。
変遷
初代は1939年12月1日 - 1946年4月13日の間使用された。
『大日本国民体操』の題名で作曲は橋本國彦。
管弦楽曲でゆったりしたテンポが特徴。体操は腕振りやボートこぎなど14種類の動作で構成。振付は日本体育会体操連盟。
2代目は1946年4月14日 - 1947年8月31日の間使用された。
作曲は初代と同じ橋本國彦でト長調の楽曲。
2代目第3は両腕を大回転して屈伸したり、両脚を開閉してリズム良く跳びはねるなどの複雑で躍動的な動きが特色。放送時は音声でその動きを伝えるのが困難な為普及せず、短期間で放送が終了した。
現在は復刻版であり、2013年から滋賀県東近江市の健康づくり事業のため、龍谷大学の安西将也・井上辰樹両教授が復刻に着手し、2015年、両教授の監修により、当時の動作を復刻させたものが「幻のラジオ体操 第3」として、日本コロムビアより発売された。初代、2代目共にピアノ伴奏版として復刻しているが現在普及しているのは2代目の復刻版である。
コロナ禍によるリモートワークによるエコノミークラス症候群予防・運動不足解消やうつ病予防・生活習慣病予防のための運動ツールとして全国に広めている。
手順
体操は以下の16科目からなる
1.足踏みの運動
2.腕を前と後ろに振りかかとをあげ屈伸運動
3.足踏みの運動(*第1運動に同じ)
4.腕を前と後ろに振りかかとをあげ腰を深くまげる運動(*第3運動に同じ要領で膝を深くまげる)
5.その場で両脚でとぶ運動
6.足を開いて首をまわす運動
7.腕を内にまわしながら斜め上にあげ胸をそらす運動
8.腕を横に振り手片手を腰に当てて体を横にまげ体側を伸ばす運動
9.腕を前後に振り回しながら膝の屈伸と体を前後に曲げて伸ばす運動
10.体を回旋する運動
11.両足で跳躍し、最後に大きく跳躍する運動。
12.深呼吸し、足踏みの運動
13.腕のまげ伸ばしの運動
14.足踏みの運動
15.腕を前と後ろに振りかかとをあげ膝をまげる運動
16.足踏みの運動
※運動後に深呼吸を忘れずに
関連動画
初代
関連タグ
ラジオ体操第四:プロ向け