のびのびと、背伸びの運動から~
概要
国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした一般向けの体操で指導の掛け声ともなう伴奏曲の第一番。「老若男女を問わず誰でもできることにポイントを置いた体操」である。小学校から工場などの職場まで広く使われており、一般的にはラジオ体操といえば基本的に第一のことを指すことが多い。万人が簡単に出来る初級レベルとなっている。
変遷
1951年制定、同年5月6日放送開始。現在の体操は3代目。
- 初代は1928年11月1日 - 1946年4月13日 (ただし、1945年8月15日 - 22日は放送中止)で『ヘルプスト進行曲(可愛い歌手)』(作曲:福井直秋)。1939年に武内俊子作詞による「朝風そよそよラジオは響く一、二、三」と歌い出す歌詞が付いた。この歌詞付きバージョンには「朝日を浴びて」という題名が与えられた。初代第1用の曲としては『ヘルプスト進行曲(可愛い歌手)』の他にも「其二」、「其三」、「其四」等の別の曲が作られたが、それらは比較的短期間にて使用終了となった。
- 2代目は1946年4月14日 - 1947年8月31日で作曲が服部正のハ長調の楽曲。振付を日本女子体育指導者連盟が行った。
2代目のラジオ体操は号令を廃し、先に作られた曲に合わせて動きが作られたのが特色。動きの難解さに加えて放送時は音声でその動きを伝えるのが困難な為、全国への巡回指導が始まったものの、普及せず短期間で放送が終了した。
手順
体操は以下の13科目からなる。
1.背伸びの運動
2.腕を振ってあしをまげのばす運動
3.腕をまわす運動
4.胸をそらす運動
5.からだを横にまげる運動
6.からだを前後にまげる運動
7.からだをねじる運動
8.腕を上下にのばす運動(巡回体操・みんなの体操会では掛け声で言う)
9.からだを斜め下にまげ、胸をそらす運動
10.からだをまわす運動
11.両あしでとぶ運動
12.腕を振ってあしをまげのばす運動
13.深呼吸の運動
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