概要
1世紀のプリニウスの『博物誌』に、紀元前5世紀の冒険家でもあった医師「クテシアス」が言及したと記述される、インドに住むという一本足の民族。スキアポデスやモノコリとも呼ばれる。
足は一本しかないが機敏に跳ね回ることができ、暑くなると背中から寝そべり、大きな足を日傘のように使い日差しから身を守るといわれる。
名前の意味はギリシャ語でそのまんまの「影足」という意味である。
創作での扱い
魔導物語・ぷよぷよシリーズ
「スキヤポデス」というと、この作品が特に有名である。
赤ちゃんのような服を着た小人で、デカい足にコンプレックスを抱いているので指摘されると怒る。「三十文キック」を得意とし「にばーい」と分裂して連続攻撃する技も持つ。
帽子に黄色い装飾があるので、MSX版の『魔導物語』ではアルル・ナジャにひまわりだと勘違いされている。
ぷよクエにはゾンビやのみと同じく登場しない。身体障害者を連想させる為だろうか。
この記事のメインイラストも含めて、pixivの投稿もほとんどがこのキャラクターである。
サンサーラ・ナーガ
インド神話風の世界が舞台の押井守監修のRPG。荒野に出現する一つ目一本足の鬼いっぽんどっこは、一見妖怪一本ダタラがモチーフだが、上記の『魔導物語』と同じく澁澤龍彥の著書の影響が見られるため辺境の異民族としてのイメージが反映されている。
なお、こちらは「二十文キック」で攻撃してくる。