概要
MT-4000形は、南阿蘇鉄道が運用している、気動車である。熊本地震により一部区間が不通となっていた、南阿蘇鉄道の全線運転再開に伴い、導入が開始された。製造は新潟トランシスで、2024年2月10日現在、2両が導入されている。
車体
言わずもがな、新潟トランシスの気動車ブランド、「NDC」設計で、17m級車体、普通鋼製。前面から側面に、白川の水をイメージした青い帯を、側面には阿蘇山が描く陰影のコントラストをイメージした緑の帯を配置している。
余談
現在、新潟トランシスで製造されたNDCシリーズの車両の中で、17m級車体の車両は本形式と長良川鉄道ナガラ600形のみである。最初に導入された2両については、不通のため線路がつながっておらず、新潟トランシスの工場から海上輸送によって運ばれ、そのまま線路に乗せられたため、一切乗客、鉄道ファンも姿を目撃しないまま試運転が開始されたため、インターネット上では「ステルス納車」と騒がれた(なお、3号車、4号車は、直接線路を経由している。)。