ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

関西独立リーグの編集履歴

2024-02-29 20:00:02 バージョン

関西独立リーグ

かんさいどくりつりーぐ

関西独立リーグは、日本のプロ野球独立リーグ。初代と2代目がある。

関西独立リーグ(初代)

2008年、元プロ野球選手で四国アイランドリーグ創設者の石毛宏典らにより関西に独立リーグ構想が発表。石毛が顧問に就任する形で4球団(大阪・神戸・播磨・和歌山)で2009年に開幕した。愛称「KANDOK」。


1試合の平均入場者は2000人を想定していたが、観客動員数は当初からほとんどが毎試合3桁台で低迷。経営問題に発展し一時期選手への給与カットを行う事態や、運営会社の変更、所属球団の加盟・脱退が相次いだ。

2013年限りで活動停止。所属する「兵庫ブルーサンダーズ」は兵庫県の学校法人・芦屋学園野球部と提携を結んでおり、2014年から中学・高校・大学一貫の硬式野球チーム「芦屋学園ベースボールクラブ」を作って兵庫傘下の育成チームとして活動。これが学生野球・社会人野球団体との関係に亀裂を生じ、2013年シーズン終了時に所属する全球団が脱退。活動休止時の運営会社自体は休眠会社となった。


所属していた球団

球団名活動時期本拠地
大阪ゴールドビリケーンズ2009大阪府大阪市
大阪ホークスドリーム2011(2012年はサマーカップに参加)大阪府高石市
06BULLS2012~2013大阪府東大阪市
神戸9クルーズ2009~2010兵庫県神戸市
神戸サンズ2011~2012淡路島(および兵庫県神戸市)
明石レッドソルジャーズ2009~2010兵庫県明石市
兵庫ブルーサンダーズ2011~2013兵庫県三田市
紀州レンジャーズ2009~2013和歌山県和歌山市
大和侍レッズ2012奈良県橿原市
ソウル・ヘチ ⇒ コリア・ヘチ ⇒ 韓国ヘチ2010~2011大阪府⇒和歌山県

脱退したうち後述のリーグに参加した3チーム以外に「大阪ホークスドリーム」が社会人野球のクラブチームとして現在も活動。



関西独立リーグ(2代目)

初代を脱退した上記の「兵庫ブルーサンダーズ」「06BULLS」が中心となって、2013年12月に「BASEBALL FIRST LEAGUE」(略称・BFL)の名称で設立。2018年12月に現在の「関西独立リーグ」へ名称変更された。「兵庫ブルーサンダーズ」と「06BULLS」に加え、新球団の「姫路GoToWORLD」を加えた3球団で2014年4月にBFLが開幕。

一般財団法人「さわかみ財団」がネーミングライツ(命名権)を取得、2020年シーズンからは「さわかみ関西独立リーグ」の名称を使用している。2014年9月発足の日本独立リーグ野球機構(IPBL)には私立校との提携を巡る方針の対立から非加盟だが、同じく非加盟の日本海オセアンリーグ(→ベイサイドリーグへ改称後に活動休止)と共に運営責任者合同会議へオブザーバー参加し「2024年中の加盟を目指す」としている。


独立リーグとしては注目度は低く、観客動員数は毎試合100人前後。各チームに所属する選手たちには報酬が無く、蓄えた貯金を切り崩したりバイトと並行するなどしてプレーしている。選手のレベルは現時点では「他の独立リーグ選手以下」と評価されている。



現在の所属球団

球団名活動時期本拠地外部リンク
兵庫ブルーサンダーズ ⇒ 神戸三田ブレイバーズ ⇒ 兵庫ブレイバーズ2014~兵庫県三田市公式HP
06BULLS ⇒ 大阪ゼロロクブルズ2014~大阪府東大阪市公式HP
和歌山ファイティングバーズ ⇒ 和歌山ウェイブス2017~和歌山県田辺市公式HP
堺シュライクス2019~大阪府堺市公式HP
淡路島ウォリアーズ2023~兵庫県淡路市公式HP
姫路イーグレッターズ2024~兵庫県姫路市公式HP

大阪府2、兵庫県3、和歌山県1と地域に偏りが見られるが、令制国単位ではゼロロク=河内国、堺=和泉国、兵庫=摂津国、姫路=播磨国、淡路島=淡路国、和歌山=紀伊国と綺麗に区分される。


かつて所属していた球団

球団名活動時期本拠地外部リンク
姫路GoToWORLD2014~2016兵庫県姫路市公式HP

NPB選手輩出実績

2016年

向谷拓巳(兵庫) - 東北楽天ゴールデンイーグルス育成3位(2018年退団)

山川和大(兵庫) - 読売ジャイアンツ育成3位(2021年退団)

2017年

田中耀飛(兵庫) - 東北楽天ゴールデンイーグルス5位(2020年退団)


上記選手の中に一軍公式戦に出場した選手は1人もいないが、他の独立リーグに移籍後にNPBからドラフト指名を受けた選手として、福永春吾がいる。

(ゼロロクから徳島インディゴソックスに移籍後、2016年に支配下で阪神タイガース6位指名、一軍公式戦出場歴あり。2020年退団後メキシカンリーグ、九州アジアリーグの福岡北九州フェニックス、台湾の社会人チーム、台湾プロ野球CPBLの台鋼ホークスと契約、2023年7月18日の登板を最後に肘の靱帯を断裂し引退と同時に投手コーチ補佐に就任。)


関連タグ

野球 プロ野球 独立リーグ


その他外部リンク

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました