概要
1993年にフジテレビ系で放送された、織田裕二主演の医療TVドラマシリーズ。全11回。
主題歌はCHAGE&ASKAのYAH YAH YAH。
冷徹な天才外科医に扮した織田裕二のクールな悪役ぶりが当時話題となった。
最終回は20%を超える視聴率を稼ぐなどの人気を受け、「振り返れば奴がいる 最後の戦い」と題された2時間の新作スペシャルドラマが年末に放送された。
今作は山崎豊子の小説「白い巨塔」の影響を強く受けて制作されたドラマでもある。
余談
本作がゴールデンタイムで初の連続ドラマ作品となった三谷幸喜は、脚本が現場でどんどん変えられていくことに衝撃を受け、その経験を元に『ラヂオの時間』の脚本を書いたという。
当初の脚本では織田演じる「司馬江太郎」は死亡しない予定だったが、織田の「ハッキリ白黒を付けた状態で終わらせて欲しい」という要望を受け、司馬は刃に倒れるという結末に書き換えられた。
本作で共演した織田と石黒は23年後に放送された織田主演の『IQ246〜華麗なる事件簿〜』第1話に石黒がゲストして織田と再び共演しており、織田が演じる法門寺沙羅駆が、土屋太鳳が演じる和藤奏子に豆乳を買いに行かせるシーンで、本作の番組タイトルをもじった「振り返っても、奴はいない」と土屋が言っているシーンがある。