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なべ底不況の編集履歴

2024-03-13 05:08:56 バージョン

なべ底不況

なべぞこふきょう

なべ底不況とは高度経済成長期に一時的に訪れたデフレのことをいう

概要

1954(昭和29)年から始まった神武景気は、昭和32年に国際収支の悪化によって急速に冷え込んでいった。そこで政府は、金融引き締め策を行ったことにより減益・減収に陥る企業が続出し、一気に不況へ陥った。

この景気の先行きに関して、一時的なものだとする「V字型論」と不況は長引くとする「なべ底論」の二つが唱えられ、昭和33年度の経済白書では「なべ底論」のほうが採用され、景気の見通しについては悲観的にとらえられた。

しかし国内消費の高まりと公定歩合の引き下げによって昭和33年後半から不況を脱し(岩戸景気)、証券不況まで6年間経済成長を続けていくことになった。


関連タグ

不景気

昭和 高度経済成長

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