概要
ヒューマンバグ大学に登場する暗殺者の一族で、旧華族という設定の秋月家に仕えている。
以前、秋月家には三門一族が仕えていたが、子宝に恵まれずに人数が少なくなってしまったため秋月家が雷一族と契約し、ほぼ強制的に交代した。
先に登場した銀田家に仕える鵺一族と異なり、個人に名前が存在する。
殺し屋組織エルペタスと同盟を結んでいたが、無関係の一般人を傷つけたことによって危険と判断され、エルペタストップの大丸靖公に同盟を解除された。
また三門一郎太の父親も雷一族の誰かに暗殺されていることから三門とも因縁がある。
鵺一族とは暗殺を専門とする一族であること、仕える一族がいること、忠義が強いなど共通点も多くあるが、鵺の兄者によって新しい形に変わりつつある鵺一族と異なり、一族全体として報復に手段を選ばず、一般市民を巻き込むことや蛮行を働くことを辞さない点から、より人心のない冷酷な暗殺者としての側面が強いと思われる(この辺りは鵺一族の先代や先代派に近いが、あちらが抑止を目的とするのに対し、こちらは報復が目的である、先に一般人を巻き込むなどより過激)。
今でこそ旧華族である秋月家に仕えているものの、その前に仕えていた名家から財政難で見切りを付けられ路頭に迷いかけた過去があった。そこからはその日を凌ぐのに必死な日々を送っていたものの、(以前秋月家に仕えていた)三門家の代わりになるであろうと見初められた当時の当主である秋月義一によって救われた事があり、それからは絶対の忠誠を誓うようになった。
人物
主要人物
紫色のコートを肩に羽織り、紫色の長髪をオールバックにし右顔面に稲妻のように大きな傷跡が特徴的な男性。雷電と同じくハイライトが全くない目付きをしている。
雷一族の統領であり、雷電からは「様」付けで呼ばれている。秋月義一の専属護衛だったものの、株式会社モーリーの金鳳智に隙を突かれて義一を討ち取られてしまう。この失態により失いかけている信頼を取り戻すため、彼は凶行へと動き出し手始めに銀田一族である銀田隆史の暗殺を狙う。この時、一般市民を傷つけたことが大丸の逆鱗に触れ雷一族は見切られることになる。
雷一族として秋月家の護衛を務めながらも殺し屋組織「エルペタス」に所属しており、暗殺の任務もこなす。組織に所属しているためか、秋月家の護衛として登場することは少ない。
その他の人物
場面により服装が異なるものの、大多数は雷電とほぼ同じアースカラーのスーツを着用している。
- 雷一族の暗殺者A
包帯で口元を覆っている緑髪の人物。忍者を彷彿させるような恰好をしている。作中では秋月家の依頼で三門家当主を襲撃し、殺害した。
- 雷一族の暗殺者B・C
紫電とともに秋月義一の護衛を務めていた2人の男性。2人のうち片方は智也の仕掛けた撒菱の罠に嵌って行動不能にされてしまったが、もう一人は罠を回避して苦無を智也に投げつけることで紫電をサポートしていた。
- 雷一族の暗殺者D・E ×(両者とも)
とある宗教団体の講演会に出席した秋月義一の護衛を担当した2人。しかし、聴衆として偶然居合わせた金鳳のことを警戒していなかったために、行動を起こすよりも先に頚椎を折られて死亡した。
- 宗教団体の講演会に配置された護衛たち
秋月義一が参加した宗教団体主催の講演会に配置された護衛たち。運転手含めて少なくとも8名は確認できる(前述の暗殺者D・Eを除く)。生死は不明だが、その多くが智也と対峙したと思われる。
