CV:平野莉亜菜
「ピピッと響いた!」
概要
エメラルドグリーンが混じった白い髪を、三つ編みでおさげにしているという髪型が特徴的。
音楽【ファーレ】に満ちた美しい星惑星ムシーカ生まれの少女。歌がとびきり上手い。
のび太が川原でリコーダーの練習をしている時に、のび太のリコーダーの音色に誘われるように川原に現れる。
のび太の吹くのんびりのん気な「の」の音を気に入り、仲良くなる。
基本的に元気で活発な性格で、のび太やドラえもんたちとすぐに打ち解けた。
のび太には「のほほんめがね」というあだ名を付けて呼ぶようになる。
ファーレの殿堂という、宇宙に浮かぶ人工衛星のような巨大建造物に、お世話係のチャペックと暮らす。
ミッカはこのファーレの殿堂を救うため、一緒に音楽を演奏する、音楽の達人ヴィルトゥオーゾを探していた。
ファーレの殿堂から出て、チャペックやのび太達と地球に行く場面もあり、街中を散策したり、アイスクリームを買って食べたり、のび太の家に訪れたりしている。
のび太の家では、かべ紙ハウスの中でチャペックと共に一夜を明かした。
メインキャラクターのドラえもん、のび太、ジャイアン、しずかちゃん、スネ夫の中では、特にのび太と仲が良いようで、のび太の手をひいて殿堂内を走ったり、のび太の服をぎゅっと掴んだりする場面も見られる。
「ピピッと響いた!」という言葉がお気に入りのようで、物語中で何度も言っている。
のび太のことをずっと「のほほんめがね」と呼んでいるが、中盤からは「のび太」呼びになり、最後には「のび太おにいちゃん」と呼ぶようになった。
この先、映画本編のネタバレを多く含みます。
ミッカには、双子の妹がいた。
惑星ムシーカが厄災に見舞われた時、1人は4万年前の地球に送られ、もう1人はコールドスリープをした。それがミッカである。因みに、チャペックもミッカと共にコールドスリープをしたらしく、ミッカに何かあった際、チャペックは目覚めるようプログラムされていた。
物語終盤、殿堂のスイッチを入れるために「笛」を吹かなければならないと判明する。そして、その笛は歌姫ミーナが所持していると分かり、ミッカはどこでもドアでミーナのもとへ行き、笛を受け取る。
笛はミッカにしか吹けない物であったが、その笛が欠けていたために音が出ず、窮地に陥る。しかし、のび太の「の」の音でスイッチを入れる事に成功した。
エンドロールでは、どこでもドアで再び殿堂に行ったのび太たちの絵が映され、そこでミッカはのび太に抱きついていた。
殿堂で、チャペックと2人きりだったミッカにとって、一緒に音楽を演奏できる仲間ができたことは、とても幸せなことだったのかもしれない。
余談
ミッカの声優を務めた平野莉亜菜さんは、2022年の「東宝シンデレラ」オーディションのファイナリストで、今作がデビュー作である。