概要
派手な外見が特徴の女性魔戒法師。
法師らしからぬ軽薄な言動とギャルっぽい外見が特徴で、今までのGAROシリーズに登場した法師達に比べると一際異彩を放っている。
しかし法師としての仕事はきっちりこなし、得意の早着替えや変装術、体術・法術を駆使して騎士にも劣らぬ戦いぶりを見せる。
戦闘では魔導筆の他、実銃をベースに作り出した、法力を込めた弾丸を変えることでホラーが張る結果に穴を空けたりホラーを封印することができるなど様々な法術を発動させる魔導銃を愛用している。
また、青い魔界竜の稚魚を使役している。
人物像
自由奔放で酒場に一人で繰り出すなど男遊びも派手だが、実際は男嫌いで一線を越えることは無かった。
美しく高価なものを好み、男から宝石を贈られると魔導具の材料として喜ぶが、クルーザーや別荘などには関心を持たない。
出生に起因した理由から自分の生き方以外には興味を持たず、他人を簡単に信じない性格だが、ホラーの被害者に関して同情や思いやりを見せるなど、決して非情な人物ではなく、深い優しさを持っている。
活躍
牙狼<GARO>~闇を照らす者~
当初は符礼に反抗的な態度を向ける流牙を快く思わず、流牙からも半人前扱いされて軽視されるなど、互いに仲が悪かったが、第11話での協力を通して素直に胸の内を吐き出したことでそれぞれ心を開くようになり、好意を徐々に抱くようになった。
第4話で偶然酒場で出会った燕邦を「唯一認めた女性」と気に入って意気投合し、大切な友人となるが、第16話で彼女の魔導ホラー化を知って苦悩し、魔戒法師の使命と少しでも可能性があるなら彼女を救いたいという思いの狭間で葛藤するが、最終的に彼女を魔導ホラーの呪縛から解放するために倒すことを決意した。
第18話で金城滔星たちに捕らわれてしまい、波奏に変わる新たな魔導ホラーのプラントの母体として利用されそうになるが、寸前のところで流牙に救出される。そして、流牙と共に燕邦との決着をつけ、彼女をホラーのまま死なせないために一芝居打った。
第24話でボルシティでの戦いを終えた後、滔星の経営するステーキハウスに訪れて燕邦と符礼と波奏の仇を討ち、流牙と共に南の管轄へと旅立った。
第25話では符礼との出会いが描かれており、当初は父・莉峽を喪ったショックから塞ぎ込んでいたが、自分と同じ境遇の流牙の姿に感化されて魔戒法師になることを決意し、符礼のもとで修業を積んだ後に閑岱へ向かったことが明かされている。
牙狼<GARO>-GOLD STORM- 翔
ボルシティでの戦い以降、流牙と心を通わせたこともあり、彼と連携してホラーとの戦いでも臆することなく立ち向かう。
「いつしか閑岱を復活させ、そこで子供たちを立派な魔戒法師へ育て上げたい」という夢を持っている。
TVドラマ版第8話でガルドに協力を求めて接触した際、彼の態度に辟易したことや考えの違いから一戦交えることとなるが、その際に彼が身に着けていた魔戒法師から魔戒法師へ送られるお守りを見て彼を信じることを決めた。
ジンガ・アミリと再び対峙した際、ジンガに連れ去られてしまう。
魔鏡に閉じ込められた流牙に打開のきっかけを与えたが、その直後にジンガの悪足掻きから流牙を庇い、自身の精神世界へ侵入されてしまう。
ジンガに精神的に追い詰められ、何度も一時的に正気を取り戻しながらも乗っ取られかけるが、流牙の言葉でジンガを自身の心の弱さの一部として受け入れることで一時的に抑え込むことに成功し、彼がアミリへ乗り換ったことによって解放された。
ラダンとの最終決戦において、「月」となったアミリを倒すが、ジンガに新たな「月」として選び出され、ラダンに取り込まれてしまう。
それを拒んでガルドから預かった赤い首飾りを用いて自爆し、一度は命を落とすが、天から降り注いだ命の光の残照を受けて復活した。
衣装
牙狼<GARO>~闇を照らす者~
従来の黒ずくめの魔戒法師とは異なったウエスタン風の衣装が特徴。髪型がワンレングスで、亡き父・莉峽の形見である髪飾りをつけている。
牙狼<GARO>-GOLD STORM- 翔
前作のイメージを残しつつも、衣装が一新されており、髪型がポニーテールとなっている。
家族・親族
莉峽(演:西本竜樹)
莉杏の父親である魔戒法師。
ゼドムの儀式を行っていた最中に、金城滔星が引き起こした混乱によって、魔導ホラーと化した尊士の襲撃を受けて致命傷を負い、符礼に莉杏を託して息絶えた……。
莉杏が身に着けているバレッタは、莉峽の形見の品である。
沙莉(演:最所美咲)
莉峽の姉である魔戒法師。莉杏にとっては伯母に当たる人。
波奏達と共にゼドムの儀式を行っていた最中に金城滔星によって魔導ホラーと化した尊士に捕食されてしまった……。