演:佐藤寛子
概要
ボルシティの治安維持部隊・SG-1の女隊長。
第1話冒頭で起きた花嫁殺害事件を捜査する際に道外流牙と遭遇し、彼がホラーと戦う場面に遭遇するも、ホラーの存在を知らないために彼を殺人犯と誤解し、SG1を率いて魔戒騎士の前に現れ、彼らの逮捕を試みるようになる。
その後、酒場で調査隊に絡まれた莉杏を救ったことから奇妙な縁が始まり、ステーキハウスでホラーの存在に気づき流牙の理解を深めて和解した。
しかし……。
※これより下は、ネタバレが含まれているので注意
第5話で金城滔星の手によって魔導ホラーにされてしまい、部下であった吉富を喰い殺した。
以降、滔星陣営に加わり、流牙や莉杏達とは完全な敵となってしまい、度々衝突を繰り広げる。
魔導ホラー形態はドレスを来た人間の女性のような姿で、引き剥がした首の皮を変化させたダガーナイフと左腕に生えた刃を武器に戦う。
魔導ホラーとなってしまったことで、人間の心を少しずつ無くしていき、第17話ではリベラと共に幼い子供を含む金城一族(滔星を除く)を惨殺した……。
そして、第21話で流牙と莉杏の手で葬られたが、その死に顔は絶望や無念といった負の感情に満ちたものではなく、長い苦しみから解放された安らぎに満ちた微笑みであった……。
莉杏「流牙、私は友達をホラーのまま死なせるわけにはいかない」
燕邦を魔導ホラーとしてではなく人間として弔わせるために莉杏は法術で彼女に化け、流牙達の冤罪を解いた後、リベラに怒りの銃弾を浴びせて彼女の真の姿をSG-1隊員達の前で晒すことで、再び破滅へと追いやった。
なお、燕邦の遺体は消滅せずにそのまま残っていたため、彼女の死を悲しんだSG-1の隊員達に運ばれて『ボルシティを守った正義の人』として死んだことにされた。
残されたペンダントに宿っていた残留思念から、わずかに人間の心が残っていたことが判明した。
流牙、もう人間を喰いたくはない……。
私は人間で在りたい、正しくありたい……。
滔星によって信念を踏みにじられてしまった燕邦の悲しみを知った流牙達は、改めて魔導ホラーの殲滅と滔星の野望の阻止を誓う。
その後、ボルシティの一件が解決した後、莉杏は最後の仕上げとして、全ての元凶である滔星にお礼参りを決行。
陰我ホラーと化していた彼を討滅し、燕邦を始めとした犠牲者の無念を晴らしたのだった。
SG-1
燕邦が所属していた特殊部隊。正式名称は、「Security-Guardian-1」。
ボルシティの治安維持を目的とする金城グループの私設部隊であり、ボルシティ内における警察の役割を果たしている。
メンバーは全員髑髏のようなヘルメットをかぶっており、電撃を発するロッドや着弾すると結界を展開し相手を吹き飛ばす「波動銃」を武器とする。
その士気と戦闘能力は高いが、さすがに魔戒騎士には及ばない。
最初は流牙たちをボルシティの敵と誤解して敵対していたが、後に誤解が解かれたことからゼドムやホラーからボルシティに住む市民を守るために流牙たちと共闘する。
最終回でボルシティの市民からホラーに関わる記憶が消された後は、彼らも共闘した流牙らの記憶を失っている。
関連タグ
野瀬かおり、八代藍:中の人が同じ特撮キャラ。どちらも治安を守る立場という共通点を持つ。前者が登場した作品ではリベラの中の人も出演していた。
警察鬼:同じく怪人となった特撮の公務員。こちらは元々は警察官であったが、「なんとしても犯人を捕まえたい」という名誉欲で正気を失って犯罪者を私刑で襲撃する怪物へと変わり果てるなど、どちらかと言えば陰我ホラーに近い存在。