概要
モンスターバースシリーズ第4作『GODZILLAvsKONG』に登場する、髑髏島の先住民・イーウィス族の10歳の少女。イーウィス族の民族衣装と欧米社会の衣服が混じった服装をしており、自作のコングの人形を抱き歩いている。
両親を含めた他のイーウィス族は、同作の前日談となるアメコミ『Kingdom Kong』にて、島を襲った怪獣・カマソッソが呼び寄せたギドラが生成した嵐によって全滅するという悲劇に見舞われており、劇中では彼女が最期の生き残りとなっている。ジア自身は島の守護神であるコングによって助けられ、以降は長年彼の研究を行ってきたMONARCHの人類言語学者のアイリーン・アンドリュースの養子として引き取られた。
コング自身はかつての自分と同じく幼くして一族最後の生き残りとなってしまったジアにシンパシーを感じているのか、何年も島に留まり収まらない嵐(とコングの一族を因縁の相手とライバル視しているゴジラ)から守るためではあるが第236前哨基地に閉じ込められている事で人間に苛立ちを募らせながらも、彼女にだけは心を開いていた。ジア自身もそんな彼を親友として慕っており、彼の心情を理解して宥めたり、後述の手話も教えて会話するまでの仲を築いている(そのためコングを自分達の故郷の髑髏島から地下空洞世界に移住させるというMONARCHの計画にも当初は難色を示していた)。
聴覚障害を患っているため耳が聞こえないため、アイリーンから教えられた手話を使ってコミュニケーションを取っている。また、周囲の僅かな振動に敏感であり、劇中ではゴジラの襲撃や重傷によるコングの弱まりつつある鼓動も感じ取っている。
余談
- 演じたカイリー・ホットル氏自身も、実際に聴覚障害を患っている。
- 「コングとの友情を築いた子ども」というキャラクター像は、1967年のアニメ版『キングコング』の主人公・ボビーが元ネタと思われる。