スピニングバードキック
すぴにんぐばーどきっく
解説
初出はストリートファイターⅡで、中国代表の春麗の必殺技。
漢字で表記すると「回転的鶴脚蹴」。
コマンドは作品によって違うが、代表的なものは「↓タメ↑K」。
出始めに無敵時間あり。ただし、攻撃判定が出るまでに時間がかかるので、飛び込みに対するカウンター技としてはやや使いづらい。
初期の頃は発生の遅さやしゃがんだ敵に当たらない、さらには連続技に組み込めないなどの欠点があり、主力技にはならなかった。劇的に改善されたのはストリートファイターⅢからで、発生が速くなり通常技からのキャンセル入力でも連続技に組み込めるようになった。以降のシリーズでも踏襲されている。
ストリートファイター6ではモダンタイプでも「↓タメ↑ボタン」で出さなければいけないが、特殊構えの「行雲流水」(見た目はストリートファイターIIIのしゃがみポーズ)からタメなしで出せる。
見た目の凄さ
逆さになり、両足を180度に広げ、ヘリコプターのプロペラの様に回転させ、相手方向に移動する。
(初期はカポエイラのように地面に手をついて逆立ち状態から開脚していたが、ストIIIなどでは地面に手を付かず地上から身体を捻って逆さになり開脚する)
使用キャラが当時、唯一の女性キャラだった事も相まって、ゲーセンの男共の視線は彼女の逞しい脚線美に釘付けになったのは言うまでもない。
余談だが、現実的に見れば竜巻旋風脚やスーパー頭突きと並ぶ物理法則無視技なのだが、こちらがネタにされることはあまりない。
SFC移植版のCMでは水野美紀が演じる春麗が実写で再現しているシーンがあるが、これは開脚した状態で回転する台の上に跨り、撮影した映像を上下逆転させている。
また、ストリートファイターZEROにて春麗のCVを担当した宮村優子は本技が気に入った技と述べ、本技の発声には気合を入れて演じたが、本技は「ZERO」には登場せずお蔵入りとなるも、ポケットファイターで本技が実装され、その気合ぶりを聞くことができる。
関連技
エアスピニングバードキック
空中で出すスピニングバードキック。ただし、空中でタメを作る必要があるために出す難易度は高め。
旋円蹴
スピニングバードキックのプロトタイプ版という設定の技。
地面へ手をつき逆立ち状態になった後、小さく跳ねてカカトを振り下ろす。この振り下ろし蹴りは中段技で、しゃがみガードができない。
スピニングホーネットキック
その場で停滞しながら高速回転する。EX必殺技版スピニングバードキックと類似。
真空竜巻旋風脚にも似ている。
関連タグ
ストリートファイター ストリートファイターII ストⅡ 春麗 パンチラキック スタイリッシュパンチラ エクストリームパンチラ
他に使用できる人
白鳥のジュン…Wii版タツノコVS.CAPCOMのエンディングムービーで私服姿で使用。
金剛寺コハク…よく似た技を繰り出す。
仮面ライダージャンヌ コブラゲノム…初戦闘で披露。色合いもどことなく春麗っぽい。
王ドラ…ロボット養成学校編で披露。漫画版の王ドラの技は格ゲーのパロディが多く、波動拳らしき技(コロコロ版4巻)まで使用している。