概要
仙台市交通局1000系とは、仙台市交通局が運用している鉄道車両である。1985年から1996年までに4両編成21本(84両)が製造され同局南北線の開業以来走り続けている。
車両の概要
アルミニウム合金製の車体で、20m級車体。外観は地下鉄のイメージから脱却するように、「開放感・軽快感・穏やかさ」を表現している。かつて仙台市を走っていた仙台市電の塗装にも使用されていたクリーム色をベースに、前面窓まわりにはエメラルドグリーン、車体下部に黄緑とエメラルドグリーンの2色帯を配し、仙台の若葉をイメージしている。前面には上下に大きな丸みを帯びた大型の窓が配置されて、明るく斬新な感覚を持たせている。(なおこの前面窓は、乗務員が運転する際の視認性向上に役立てている。)
更新工事
製造から20年弱が経過した2004年に、更新工事が行われた。機器類や内装が交換され、形式名を新たに1000N系として、運用開始された。
置き換え
2024年度以降に、新型車両3000系への置き換えが行われ、全車引退する予定である。