解説
「キャプテン翼」の週刊少年ジャンプでの、いわゆる「無印」連載、及び昭和アニメ版放映当時、
「テクモ」からファミコンで「キャプテン翼」のキャラクターゲームが発売された。
それは選手ごとにコマンドを入力して操作し、「ガッツ」と名付けた行動値を消費しながらゲームを進めていくという、当時としては画期的な「リアルタイムシミュレーションゲーム」として、当時の子どもたちに大受けした。
第1作目から「Ⅴ」まで発売され、キャラクターや必殺技など原作の要素を取り入れながら、テクモ版独自のキャラクターやストーリー展開が成され、当時としては珍しい「ゲーム版独自のオリジナル要素」が多数生み出されることになった。
そしてこれらのオリジナル要素のファンも多く、pixivではそれらのファンアート作品が投稿されている。
また、「キャプテン翼」ゲーム版独自の画面やシーン、
そして「くっ! ガッツがたりない!」や「そう なんども ぬかれて たまるか!」や「もりさき くん ふっとばされた!」などの名セリフや迷セリフも生み出され、
それらは現在、pixivでも「ネタ絵」として作品投稿がされている。
まあ、だいたい「もりさきくん」なのであるが(笑涙)
また、2018年7月7日に、任天堂より「ジャンプ50周年版ミニファミコン」が発売され、その中に第1作目「キャプテン翼」と「キャプテン翼II スーパーストライカー」が収録される事が発表された。
ジャンプ50周年版のミニファミコン発売!ファミコンジャンプなど20本収録 - コミックナタリー
タイトル
「キャプテン翼」
ファミコンで発売。
上記では連載当時と記載したが、当時としては異例のゲーム開発に伴う発売延期の末、「無印」連載終了後に発売された。
そのためゲーム内容は原作の「中学生編」、「Jr.ユース編」に準拠。
その他、中学生編で「両校優勝するか否か」やJr.ユース編に「岬太郎を呼べるか否か」の選択肢も存在する。
Jr.ユース編も対戦相手が参加国からランダムに選出され、予選リーグが開催されるなど、ゲーム性が多様化されている。
キャプテン翼II スーパーストライカー
ファミコンで発売。
「ワールドユース大会」が催されるが、ストーリーはテクモ版オリジナルとなる。
テクモ版「キャプテン翼」の中で、名作中の名作と謳われるゲームである。
そのためWikipediaやニコニコ大百科にて独自の記事ページが存在する。
キャプテン翼II スーパーストライカー - Wikipedia
また、人によっては「原作よりもこちらが正史」と見なす強硬なファンもいる。
キャプテン翼III 皇帝の挑戦
スーパーファミコンで発売。
ドイツ主催の「ユニバーサルユース大会」の優勝を目指すストーリー。
キャプテン翼IV プロのライバルたち
スーパーファミコンで発売。
大空翼や若林源三以外の日本人選手も海外プロリーグへと参戦していく。
分岐によってストーリーのエンディングが変わる形式となっている。
キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ
スーパーファミコンで発売。
ストーリーがセリエA、アジアカップ、ワールドトーナメントなどに分かれるほか、日向、若林、シュナイダーなどのキャラクターのサブストーリーモードがある。
最終的にはラスボスチーム「カンピオーネ」と対戦する事になる。
キャプテン翼VS
ゲームボーイで発売。
IIとIIIの間に発売された。
原作の「小学生編」の後、日本代表を結成し「ワールドジュニア」に挑むアニメ&映画の要素を入れたオリジナルストーリーになる。
シリーズで初めてモブ敵選手全員に名前が付いた。
「キャプテン翼」
メガCDで発売。
IVとVの間に発売された。
原作の冒頭から「中学生編」までを再現。
CDであることを生かし、昭和アニメ版の声優を用いたビジュアルシーンが特徴。
メガドライブミニ2に収録されている。