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解説

週刊少年ジャンプにて『キャプテン翼』の連載が終了してから、『同・ワールドユース編』が連載されるまでの空白期間、テクモからファミコンスーパーファミコン等でキャプテン翼のゲーム作品が展開されていた。

選手ごとにコマンドを入力して操作し、ガッツという行動値を消費しながら試合を進めていくという当時としては画期的なシステム(版権が他社に移ってからも、これをほぼそのまま模倣したシステムの作品がガラケーやソシャゲで展開するほど)や、限られた性能のゲームハードでよく再現された原作のケレン味溢れる演出などで、

「キャラゲー=クソゲー」の法則を打ち破り、キャラゲーの枠に留まらない名作として高評価を得た。

Ⅱからはテクモ版オリジナルのストーリー展開がなされ、Ⅴまで独自の発展を遂げ続けた。

サンパウロのNo.2にしてアルゼンチンユース代表のバビントン、シュナイダー移籍後のハンブルグを支え、西ドイツユース代表の新戦力でもあるカペロマンなど、豊富なオリジナルキャラクターも登場。

また、くっ! ガッツがたりない!」「そう なんども ぬかれて たまるか〜〜!!」「もりさきくん ふっとばされた!」などといった名セリフ迷セリフの数々も生み出され、

それらのゲーム画面を模したイラストも多い。

特に、もりさきくんネタは定番中の定番。

2018年7月7日に、任天堂よりジャンプ50周年版ミニファミコンが発売され、その中に第1作目キャプテン翼とキャプテン翼II スーパーストライカーが収録される事が発表され、互換機に頼らずにHDMI接続で遊べるようになった。

ジャンプ50周年版のミニファミコン発売!ファミコンジャンプなど20本収録 - コミックナタリー

タイトル

キャプテン翼

ファミコンで発売。当時としては異例のゲーム開発に伴う発売延期の末、無印連載終了後に発売された。

ゲーム内容は原作の中学生編、Jr.ユース編に準拠しており、中学生編では引き分けでも両校同時優勝となったり、Jr.ユース編ではをチームに加えるためにパリを探し回るアドベンチャーモードも存在する。

他にもミーティングやハーフタイムでチームメイトと会話できたり、Jr.ユース編の予選リーグでは対戦相手がランダムに選出されたり、隠しコマンドでキャラがおかしなことを口走るお遊び要素など、本作のみの独自要素も多い。

キャプテン翼II スーパーストライカー

ファミコンで発売。

カルロス・サンターナとの対決や南葛高校と東邦学園高等部の優勝争い、そしてワールドユースでの戦いが描かれる。

テクモ版キャプテン翼のシステムを完成させた、シリーズの中でも非常に評価の高い作品。特にスピード感は随一。

Wikipediaやニコニコ大百科にも独自の記事ページが存在する。

キャプテン翼II スーパーストライカー - Wikipedia

キャプテン翼2とは - ニコニコ大百科

その完成度と、のちに原作者が類似したプロットで執筆したはずのワールドユース編の打ち切りという末路から、テクモ版が正史とする声まで存在する。

キャプテン翼III 皇帝の挑戦

スーパーファミコンで発売。

ドイツの東西併合を記念したユニバーサルユース選手権の優勝をめぐり、片やプロリーグ設立がかかった日本、片や祖国の誇りがかかったドイツが激突する。Ⅱからの順当な進化系といえる出来で、バグも少なかったが……

キャプテン翼IV プロのライバルたち

スーパーファミコンで発売。

若林以外の選手たちも、翼を筆頭に、次々とプロの世界へと参戦していく。

特定の試合での勝敗によってストーリーが4パターンに分岐し、それぞれラスボスチームが異なる。中には翼が最後まで日本に合流せずサンパウロで戦い続ける異色のシナリオも存在。

真のプロとはいかなるものかを描いたシナリオは評価が高いものの、開発期間の短さゆえかバグが多く、試合のテンポや演出も大幅に悪化してしまった。容量不足のためか音質も貧相になってしまい、それまで高評価を得てきた各分野が残念な仕上がりに。

キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ

スーパーファミコンで発売。

翼がセリエAに挑戦する“翼の章”、全日本が主力を召集せずにアジアカップに挑む“アジアカップの章”、ベストメンバーの揃った“ワールドトーナメントの章”などから成るメインシナリオの他に、日向や若林、シュナイダーなどが主役となるサブシナリオが豊富に用意されている。

前作の反省から、ゲームスピードも大幅に改善。一方、原作を非常に大切にした作りとなっている代わりに、ⅡからⅣまで登場し続けていたオリジナルキャラの多くが姿を消した。Ⅳが初登場のキャラは割と生き残っているが、それでも大半は容赦なく必殺技を剥奪されている。

キャプテン翼VS

ゲームボーイで発売。IIとIIIの間に発売された。

原作の小学生編の後、劇場版の要素を取り入れたJr.ワールドカップに挑むオリジナルストーリーが展開。

小学生時代のヘルナンデスやディアス、そしてカルロスも登場。

シリーズで初めて、相手チームのモブ選手全員に名前が付いた作品。

キャプテン翼(メガCD版)

メガCDで発売。IVとVの間に発売された。

小学生編から中学生編までを再現。

CDの大容量を活かし、昭和アニメ版の声優によるビジュアルシーンが特徴。

小学生編で対戦する一部のチームには『翔の伝説』『エース!』『100mジャンパー』などの他の高橋陽一作品の登場人物をベースにしたとおぼしきキャラクターが、そして南葛小には原作者“たかはし”が参戦している(しかも専用の顔グラつき)。

ハード共々入手難易度の高い作品だったが、メガドライブミニ2に収録され、だいぶ遊びやすくなった。

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  • キャプテン翼思いついた話

    思いついた話があったので・・・
  • キャプテン翼打ち止め

    アイデアが尽きました。
  • キャプテン翼いいとこ取り

    スッとワールドユースに行かせるにはどうしたらと考えた結果です。
  • キャプテン翼ハイブリ

    漫画版とテクモ版のいいとこ取りをしました。 シリーズにするかは未定。
  • ダーク イリュージョン の 謎

    ファミコンソフト、キャプテン翼2、いわゆるテクモ版キャプテン翼の中でも屈指の謎必殺技、ゲルティスくんの"ダークイリュージョン"についての考察を小説形式にしました。ゲーム中の演出・エフェクトとしては作品中にもある通り、”暗闇の中でセービングをするゲルティスくんが徐々に闇に溶け込んでいき、完全に消えたと思った途端、激しい閃光そして残像とともに飛び出し、気が付いたらボールをキャッチしている”というものです。ご存じでない方はぜひ一度YouTubeなどで"キャプテン翼2 必殺技"などで検索してみてください。 実現性、に関しましては、絶大なツッコミどころを有しておりますが、"少年漫画"理論(≒ゆで理論)と言える程度にはなってるんじゃないか、と思います。 今回の舞台となっているファミコンソフト"キャプテン翼2"について少し。 このソフトはテクモ(TECMO:現 コーエーテクモゲームス)より発売されたテクモ版キャプテン翼の第2作です。テクモ版キャプテン翼は今までアクションばかりだったサッカーゲームをシミュレーションゲームよりのシステムにすることによって、アクションが苦手な方にもとっつきやすく、また作品の魅力である必殺シュートなどを上手に取り込むことで名シリーズとなりました。その中でも"キャプテン翼2 スーパーストライカー"はファミコンの限界に挑戦したど派手な演出と、展開される魅力的なオリジナルのストーリーとキャラクターによってシリーズの中でも名作と言われており、数々の名言・迷言(フレーズ)も生み出されております。 今回のテーマのゲルティスくん、およびダークイリュージョンもゲームオリジナルとなっており、今作のラスボスであるブラジルユースのゴールを守る存在となっております。そしてそのど派手な演出に子供たちは魅了(またはトラウマ認定)されたものです。かくいう自分もこのゲームに魅了された一人で、このゲームでキャプテン翼を知った、と言える程ですので、もしも機会がありましたら、ぜひ皆さんもこのゲームをプレイしてみてください。 尚、この続きの後半については、"コインブラくんのマッハシュートはなぜ消えるのか?"、および "ロベルト本郷はなぜコインブラくんを後半から出したのか?" を思いついた方が書いてくれるんじゃないかと思います。

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