ボールが揺れたァ!!
『キャプテン翼』シリーズに登場する技。いわゆる必殺技(必殺シュート)。
ブラジルで開催されたリオオリンピックでも、ゴールデンコンビによるツインシュート映像がプレゼンとして用いられるなど、長きにわたり作品を象徴する必殺シュートのひとつである。
概要
2人の脚でまったく同時に蹴ることで、サッカーボールに不規則な回転が掛かる。
ボールが大きく揺れ分裂して見えることから、ゴールキーパーの目を混乱させ、捕球が非常に困難な必殺シュートである。威力は強力だが、2人がシュートするタイミングとパワーを完璧に合わせなければ成功しない。このため、息のあったコンビでなければ放つのは難しい。
2人のキック力に差があると、大きくカーブがかかってしまい成立しない。
誕生と応用
小学生編の決勝トーナメント「南葛SC VS 明和FC」が作中での初登場となる。
大空翼はプレー中に一時的に目がくらみ、視界にサッカーボールしか映らない状態に陥った。このため既にシュート体勢に入っている岬太郎の姿が見えず、自身もボールを追ってシュートに向かったことから、偶然2人同時にシュートすることになった。
その後、中学生編で立花兄弟が習得・使用し、このときに名前が付き技として確立された。
その後は様々な媒体で、様々な選手が応用・強化させる形で用いている。
元祖ゴールデンコンビによる派生技が最も多いが(オーバーヘッドツインシュートなど)、次藤洋を発射台にした立花兄弟のスカイラブツインシュートもインパクトが高い。
作中最強のツインシュートは、日向小次郎の雷獣シュートによるパスから、翼と岬がスカイウイングでツインシュートを放つ「閃光雷獣シュート」である。
ツインシュートに相当する必殺シュート
ファミコン版を始め、テクモ版キャプテン翼のゲーム作品では、様々な2人のツインシュートを見ることができる。以下は名称が付いたツインシュート。
- スカイラブツインシュート
- オーバーヘッドツイン / ダブルオーバーヘッド
- ドライブタイガーツインシュート(翼・日向)
- 東邦ツインシュート(日向・沢田)
- スライダーキャノン(ナポレオン・ピエール)
- ハイパーツインショット(カージャレ・バティン)
- リーサルツイン(カルロス・コインブラ)
影響
2人が同時にシュートを放つという強力な視覚的インパクトから、登場当時スカイラブハリケーンなどと並んでよく少年たちにマネされたが、タイミングが合わないと最悪骨折コースなので、今の良い子たちは安易にマネしてはいけない。
Jリーグによる公式再現動画なども存在する。
関連イラスト
関連タグ
イナズマイレブン...2人同時にシュートする必殺技が多数登場。3人同時にシュートする技もある。
ハピネスチャージプリキュア!...ツインミラクルパワーシュートを参照。