プロフィール
※ 133話にて判明。由来は名前(い=1、く=9)の語呂合わせと思われる。
概要
本編の主人公である恋太郎に9番目に告白をした運命の人。
そして作中で最初のスポーツ系ヒロイン及びボクっ娘、かつ恋太郎と同学年だが別の組の彼女でもある。
女子野球部員で、「死ぬ気で努力すれば何でもできる」が信条のストイック少女なのだが、自分を追い込み過ぎてストイックを通り越し、痛みに悦びを覚えてしまった。痛みだけでなく精神的な苦痛でもOKらしく、ホラー映画鑑賞に皆を誘ったこともある。
痛い目に会った時に叫ぶ「キッツ・・・♥♥♥!!」が決めゼリフ。
もともと部員は9人いたが、全国優勝を目指すために彼女以外の8人はアメリカへ野球留学に行き、現在の部員は彼女一人。部員の勧誘がてら早朝から1万回以上(後に徹夜して10万以上もやった)も素振りをしたり、泥塗れになるほどの守備練習をして自分を痛めつけるのはもちろんのこと、恋太郎に告白してフラれた時でさえ失恋の痛みに悦んでいた(フッたのは恋太郎による育を想っての演技だったが…)。
上記のように練習量は異常なので、選手として実力は投手・打者としてもかなり高い。一方でかつて打ったホームランで観客の女の子をケガさせてしまったという過去があり、打席に立つとロクに打てなくなるというトラウマを抱えていたがファミリーと恋太郎により克服できた。
ちなみに度を過ぎた練習によりオーバートレーニング状態(紅葉曰く、「筋肉が阿鼻叫喚」)である様子。その全身筋肉痛状態こそを喜びとするドMなわけだが、その関係か体形は筋肉質でなく細身でスリム(筋肉は過剰に鍛える=痛めつけるとかえって萎む、極端な例では刃牙シリーズに登場するジャック・ハンマーの過去の姿辺りが参考)。
一応、ドMではあるが基本的に無意味に痛い目に遭おうとはせず、この点を除けば常識人。
また精神的に普通にキツい事や誰かの不幸(罪悪感等)は別勘定のため、「キッツ…」としょぼくれる事もある。
ただし、機会があれば積極的にキツイ目に遭おうとするし、騒動の際は盾役タンク役を引き受けることもある。体力、耐久力人間離れしており、そのフィジカルの高さから唐音と共に体力担当も兼ねる。ついでに言えば根性論の体育会系+ドMと合わせてメンタルも化け物呼びされている。
年功序列より年下でも古参のメンバーを立てる体育会系だったため恋太郎ファミリーとは衝突もなくすぐ馴染んだ(凪乃曰く「奇人は馴染むのが早い傾向にある」ということもあるが)。
度を越したマゾヒストではあるが、明るく快活な性分のスポーツウーマンであり、コミュ力も高いのでファミリーの中ではムードメイカーのポジションである。あと、オチ担当。
服装は動きやすいスポーティーな服を好むが、恋太郎とのデートでスカートを履いた際は履きなれない違和感もだが、締め付けが緩い事に不満を抱いていた。そっち?
他、作中で珍騒動の支え役となる本気グループは育も知らないくらい遠い親戚が経営するグループ企業である。
こうしてモンスターは生まれた<ネタバレ注意>
5巻のおまけ漫画で明かされる育の兄・育也が語る家族の話。
育が野球に興味を持ったのは、育也が野球好きだった事に起因する。
幼い育は兄と共に野球の練習に励むが、きつい練習にすぐ音を上げる。
育也はそんな妹に投げ出すことなくキツくても頑張るように発破をかけた。
そして、努力の成果で初めてのヒットと成功体験から育には「キツいのはいいこと」だと刷り込まれた。以降は取り憑かれた様に努力を重ねながら、内心で「キチュいのはうれしい」「キチュいのはしあわせ」と自分に言い聞かせながら特訓を重ねて凄まじいレベルで上達するが、深夜に至ってもやめなくなった。
そんな妹を怪しんでいた兄の育也だが、ある日家族揃って見ていたテレビのコントのケツバットをみんなが笑う中、育だけは熱い眼で息を荒くしていた…
そして深夜、不審な物音で目覚めた育也はその正体を確かめると、扇風機にオモチャのバットを結びつけた自動スイング装置でケツバットに興じる妹の姿だった。
「キッチュ…!!♥」
余談
名前の由来は「ストイック」から。最も彼女の場合ストイックというよりMだが………
5巻のおまけ漫画で家族が描かれたが3人兄妹の2番目であるようで、兄の育也以外に弟がいる様子。
関連イラスト
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君のことが大大大大大好きな100人の彼女 恋太郎ファミリー 野球部