表に出ている感情は…
本質ではないの…
本物はもっと深い心の奥に…
概要
ヨシダマモルの母親。本名は第32話中編にて判明。
第18話にてツジサキの無差別爆撃の凶暴性に疑問を抱いたヨシダの記憶の中に登場。
幼い頃、友人のブリーフのデザインを笑ったからといって叩くほど怒ることないのにと泣く彼に、それは怒っていたのではなく、本当は恥ずかしかったのと項目冒頭の言葉で慰め、マモルに人の表面だけで差別するのではなく、その人の心の奥、闇、本質を解って守ってあげられる真の優しい子になってねと、抱きしめていた。
その言葉を思い出したヨシダはツジサキの「いじめられたくない」という本心に寄り添うことで事態を解決に導いた。
このように夫と息子の3人で暮らしていた頃は、マモルが大好きなドジうさポロリのテーマソングを「チンポチンポ」と、仲睦まじく歌って過ごしていた。
いつしか2人の前から姿を消してしまったようだが、ヨシダは母の残したポロリのぬいぐるみを現在まで大切にしており、ポロリを忌み嫌うアイゼンに破壊された時は涙を流し、その母の愛を虐待、悪魔とまで侮辱された時は、それまではどのような変態人妻の迷惑行為も飽くまで管理人と迷惑住人の立場を崩さなかったヨシダを「貴様…」と個人として激昂させたほど。
今は一緒にいられなくても、ヨシダにとって母の愛と残したポロリは重大なアイデンティティの1つと言えよう。
母さん…
母さんは…
悪魔なんかじゃ…
ない…
ポロリ…
コン
コロコロ
…え…?
この…石は…
「お前が動揺すると思って…ずっと…言えなかった…実は…」
『共振石』を開発したのは…母さん…なんだ…
アイゼンに無惨にも破壊されたポロリのぬいぐるみからこぼれ落ちたもの、それは共振石であった。
(夫であるヨシダ父曰く)あくまでも変態人妻ではないが、リビドークロスの要とも言える共振石を開発した張本人とされている。
S級人妻のリーダーであるネザコとはかつて親友同士(ネザコ曰く、親友以上)だったらしく、表向きでは長らく行方不明とされていたが、第32話後編にて団地の地下空間にある共振石の開発室で植物状態になっていたことが判明。
第33話で描写された過去では、お嬢様学校である「ミリオン女神女学院」の生徒の中で品行方正で容姿端麗、頭脳明晰、博愛精神と人類の理想像とも言うべき人間だった。
しかし、ある日の授業中に教師のミスでテレビに流れた「ドジうさポロリ」を見てしまった際、机に乗ってスカートをたくし上げ、下着を見せながら卑猥な言葉を発っするという正気を失った行動を起こしてしまう。それは「下ネタ」を知覚すると発作が起こって理性が崩壊し、下品な言動に及んでしまう指定難病である「ポロリ発作」の症状で、発症後は学校内部での信用や威厳を完全に失う。
お見舞いに来たネザコが持ってきたパワーストーンから何かを感じ取った彼女は後に「アンゴルモア憂国大学」に入学し、天才であったライコウの元を訪れ、三人で共振石の開発に取り掛かるも開発は難航、教授へ研究費の援助を乞う。
教授を説得して大学から研究費を出して貰おうとするも当の教授から「ただの学部生の君達に1000万円も研究費を出せる訳ないだろう」「とにかく…パワーストーンなんていう似非科学に研究費は出せん、大学のブランドに傷がつくからな」と言って資金援助を拒否されてしまい、ネザコが「何が大学ブランドでしゅかぁああ!!学歴フィルターで落とされる底辺大学にブランドもクソもないでしゅよょおおお!!」と叫ぶ。
そこでリズが説得しようとした所、教授の胸ポケットに入っていたドジうさポロリの携帯ストラップが目に入ってしまいポロリ発作で暴走、その上ライコウまでも我関せずと言わんばかりに脳イキ・オ○ニーを始める始末、この件で三人は退学処分となってしまった。
これが切っ掛けで両親から酷く叱られたリズは失意のまま家出して行方不明となり、その数年後に団地で隠遁生活を送っていた中でネザコが現れる。
ネザコに長年の研究の末に完成させた共振石「イデア」を見せられたが、リズはポロリ発作のことを受け入れ、今までは優等生の自分を演じていただけだということ、下品な自分こそが本当の自分だったと明かし共振石の受け取りを拒否。さらには団地の管理人の夫と結婚し、息子のマモルが誕生し、家族全員でドジうさポロリにはまっていて、毎日それを見ながら家族団欒するのが最高の幸せであると、涙ながらに伝える。それを知って発狂・激怒したネザコがイデアを振り上げてマモルに襲い掛かるが、息子を庇ったリズの頭にイデアが当たると謎の光が放たれ、そのまま意識を失い、昏睡状態になってしまう。
病院に連れて行こうとしたネザコの前に、以前より彼女たちの「共振石」の研究に関心を抱いていたカバネの指示を受けたカンザキ、ハイバラ、シラカゲが迎えに現れ、それ以来、植物状態のまま団地の地下空間にいたようである。
意識を失った原因は「イデア」が彼女に不適合だったからと考えられている。
この危険性は「イデア」をネザコが手袋をして扱っていたことからも判る。
それ以前もアイゼン戦でヨシダが共振石に手を伸ばしたのをハイバラが制止したこともあるが、その共振石の出どころはヨシダに渡されたポロリぬいぐるみという、いつ手に触れるか判らない隠し場所という点は謎である。
関連タグ
アマミヤ先生:同じ大学の出身。