最初に
この記事にはネタバレ要素が含まれているため、閲覧の際はご注意を。
概要
神秘的な超能力とオーバーテクノロジーを持つとされており、関わったら死ぬと言われている団地の裏住民達。
プレミアムリビドークロスを装備したA級人妻を圧倒するほどの強さを誇る、上位モデルのオメガリビドークロスを所有する。
詳細は不明だが第24話にて真の敵であることがヨシダの父により判明する。
団地で暴虐を重ねていたバニシング排斥婦人会を陰で操り、とある理由(ネザコの逆恨み)でリビドークロスの実験をしていたようだが第32話でのカンザキと夫の会話によると変態人妻たちを軍事兵器として世界中に配備しているらしい。この点から見て彼女らは死の商人ではないかと思われる。
実際、リビドークロス図鑑では第一号の「キッドナッパー」の時点で拘束能力だけでなく、殺傷能力についても触れられている。
メンバー
三賢妻(さんけんさい)
「私達が…伝説の『S級人妻』でしゅ…」
三賢妻の一人で、通称「共振の妻」。
反社トンネルより団地の地下空間に辿り着いたヨシダを他のS級人妻達と共に出迎えた、舌足らずな喋り方をする人妻。
ローブの上に羽織ったケープをボロボロのスカーフでまとめており、ヨシダの母親・リズとよく似た黒髪おかっぱに両目下にそれぞれある二つの泣きぼくろを特徴としている。
リビドークロスに関わる一連の事件とその計画のリーダーであり、すべての変態人妻の生産者を名乗る。
リズとはかつてお嬢様学校である「ミリオン女神女学院」からの親友同士で、ヨシダとも面識があった模様。リズの血を半分引くヨシダは愛おしい存在であると同時に、忌み子と見なして憤怒の形相で首を絞めているため、かなり憎んでいる。
団地を実験台に選んだ理由もリズを穢した元凶であるヨシダ父とマモルを苦しめるために変態人妻地獄へ落としてやるという目的だったと後に明かしている。
第26話のS級人妻達のイメージ図では中央に描かれており、彼女がS級人妻のリーダー格であることが既に示唆されていた(ただし、それを名乗った際の他の2名の三賢妻の反応やライコウとのやり取りから、一枚岩というわけでも無いようである)。
「もうすぐ・・・私の願いが叶うわ・・・あなた」
三賢妻の一人で、ヨシダ父子が管理する団地のオーナーである女性。通称「神秘の妻」。
第26話にて実はS級人妻の一人であると判明した。
大地主でもあり、団地の地下空間にアウトロー用交易路である「反社トンネル」を建造した。
怪しげな祈祷師のような姿で、カルトや電波じみた怪しい言動をよく繰り返している上に自己啓発セミナーに通っている。点滴をしており、右腕にはヨシダが持つボルタッククローのようなものを装着している。
「一体いつになったら・・・私の夫に会わせてくれるのかな?」
三賢妻の一人で、拘束衣に身を包む女性。通称「機械の妻」。
リビドークロスの開発に関わる技師であるが、現在は夫と引き離され、団地の地下空間に軟禁状態とされており、ヨシダとの対面時でも足枷による拘束がされていた。
自身と夫を引き離して軟禁するハイバラに対して殺意を向けているが、ネザコとは何らかの約束を交わしている模様。
頭にいくつもの電極が差し込まれており、これを弄ることで脳イキ・オ○ニーなるものを行った後、もう一つの電極を弄ることで正気に戻るという行為をしている。
あくまでもリビドークロスの開発者であり、共振石の開発者ではない。共振石を開発したのはヨシダの母親・リズである。
かつてアンゴルモア憂国大学でネザコとリズと共に共振石開発を行っていた。
組織
「黙れ・・・」
団地で続発している一連の変態人妻事件を担当している女刑事。通称「催眠魔」。
しかしその実態はバニシング排斥婦人会と繋がり、リビドークロス関連の事件を揉み消している汚職警官。
ネザコの計画に協力する「組織」の一員。
厳密には人妻ではなく、偽装を含めて結婚経験すらないようだがなぜメンバーなのか、ひいてはクロスを着用できるのかは不明。
「僕は裏切り者には容赦しないよ」
バニシング排斥婦人会のメンバーの一人。「覗き魔」改め、通称「暗殺魔」。
表の姿ではA級人妻とされているが、第30話で正式にS級人妻であることが判明し、更には婦人会と繋がっている反社組織の潜入工作員だった。
他メンバー
「ヨシダ…クン…ワタシと…不倫…スル…?」
バニシング排斥婦人会に新たに加わったメンバー。通称「混沌の妻」。
B級人妻やA級人妻が束になっても敵わないと言われている。
その正体は結婚の暗黒面に堕ち、カオスの化身となったカタギリ。
さらにハセガワにより、団地の深淵に潜む怪物3名の存在が明らかになった。これがそのまま裏住民である三賢妻を指すのか、まだヤベー奴がいるのかは不明。
番外(関連人妻)
表向きではA級人妻とされているが、第26話のS級人妻のシルエットの中にハイバラやシラカゲと共にカンザキらしきシルエットが登場している事から、実はS級人妻である可能性が浮上している。
ただし、現在は「組織」から離反してリビドークロス制作元と対立していると思しき憂国商事に所属し、明確にハイバラとも対決する宣言をしている点から、過去や実力・能力的にS級人妻に匹敵はしても上記メンバーとは異なるグループとして考えた方がいいと思われる。
ヨシダの母親。本名は第32話中編にて判明。(夫であるヨシダの父曰く)あくまでも変態人妻ではないが、リビドークロスの要とも言える共振石を開発した張本人とされている。
S級人妻のリーダーであるネザコとはかつて親友同士(ネザコ曰く、親友以上)だったらしく、表向きでは長らく行方不明とされていたが、第32話後編にて団地の地下空間にある共振石の開発室で植物状態になっていたことが判明。
第33話で描写された過去では「ミリオン女神女学院」の生徒の中で品行方正で容姿端麗、頭脳明晰、博愛精神と人類の理想像とも言うべき人間だったが「下ネタ」を知覚すると発作が起こって理性が崩壊し、下品な言動に及んでしまう指定難病である「ポロリ発作」の症状で、発症後は学校内部での信用や威厳を完全に失う。後に共振石を思いつき、アンゴルモア憂国大学でネザコとライコウと共に開発に取り組むも症状が原因で3人とも退学になってしまった。
その後追放同然で家出し、後に団地で隠遁生活をしていたがネザコのせいで昏睡状態になってしまった。
余談
- カタギリからは存在だけを伝えられ、その情報も「会えば『死』」という眉唾ものであった事から、ヨシダは都市伝説のようなもの、空想上の怪物だと思っていた。いざ、32話で6名と出会った際には「まさか実在したなんて!しかも6体も!」と、驚愕するが、その単位から人間扱いされてない、怪人や怪物の類のようである。
- その6体の中には今まで親しくしてきた関係かつ、オメガリビドークロス「カオス」で正気を失っているカタギリも含まれている。
- S級人妻を「体」でカウントするヨシダで開幕した32話前編の引きは、団地で人妻をモルモットとした実験を繰り返してきたネザコに対して憤るヨシダの「人妻を何だと思ってるんだ…!」というセリフだったりする。
- (物理的に繋がった)「反社トンネル」は『搾精病棟』にも登場したガジェットだが、本作では更に推し進めて世界中のアウトロー用交易路として、カバネが建造した施設名にもなっている。まさか世界中に物理的に繋がっていたとは……。
- 経緯が特殊な例のカタギリ以外のメンバーは
- 同性に異常とも言える感情を一方的に向けるネザコ
- それに加えて偽装の夫すらいないハイバラ
- 「夫」がパソコンのライコウ
- 偽装夫婦のシラカゲ
- 夫が頭蓋骨だけのカバネ
- と最大限好意的に解釈しても社会通念上人妻と言えそうなのは内縁と言えなくもないシラカゲと死別したと思われるカバネの2人しかいない。