概要
この施設は全長6㎞の地下トンネルで繋がれた立て坑(深さ70m×内径15~30m)と調圧水槽(長さ177m×幅78m×高さ18m)等からなり、調圧水槽内は59本の巨大なコンクリート柱が林立しており、利用時以外は水はなく、人の立ち入りも可能となっている。
目的としては大雨発生時、周辺の中小河川の水を一時的にこの施設に流し、江戸川へと放流して近隣地域の洪水を予防するものであり、一級河川として国土交通省により管理されている。
見学会が毎日開催されており、探検ミュージアム「龍Q館」には春日部に住むと設定されている『クレヨンしんちゃん』のしんちゃんが描かれたスタンプも用意されている。
ロケ地
ただし、特撮界隈においてこの施設は特撮ヒーロー番組のクライマックスシーン撮影場所として知られ、通称「いつもの地下施設」あるいは「関東の地下神殿」とも呼ばれる。特に『仮面ライダー555』では最終回のクライマックスの戦闘シーンで当施設が使用されており、Pixivでもこの施設を背景に555のライダーを描いたイラストが見られる。
また、水樹奈々の楽曲「WILD EYES」のMVも、この調圧水槽内で収録された。
映画『翔んで埼玉』のクライマックスシーンも同地。なお、ロケ地中で唯一、埼玉県内で撮影された場所である。
映画『映像研には手を出すな!』にも、タローズと巨大カニの対決(という名の浅草みどりによる脳内妄想)シーンで使用された。