概要
A級人妻で構成された団地の自治組織。和と階級を尊び、違反者には苛烈なるイジメ・陵辱、そして追放(Banishing)を執行する暴力装置である・・・ (カタギリDB引用)
略称は「BHF」。バニシングは「消え去る(Vanishing)」ではなく「追放する(Banishing)」の意である。
シンボルマークはトライデント(あるいはフォーク)に刺さったソーセージのようなものにBHFと書かれた物になっている。
団地の真の支配者であり、リビドークロスを団地にばらまいていた諸悪の根源である。それまでのB級人妻たちとは一線を画す残虐性、そして変態性を見せつけており、もはや人外の怪物とすら言えるような風格を漂わせている。その禍々しくも圧倒的なオーラ(と変態性)はヨシダに「悪鬼の集会」「伏魔殿」と言わしめるほど。信じられるか?こいつら団地住まいの人妻なんだぜ・・・?
隣の部屋の夫婦をセックスがうるさいと言う理由で団地から追い出すなどの強引な行動を行うばかりか、月の町内会費2000円を住民から徴収しつつその会費を会長と副会長だけで横領(※)して豪遊しているため、クリスマス会などのイベントもコーラとうまい棒だけと質素極まりない始末。また前管理人であるヨシダマモルの父を負傷させた張本人でもあるらしい。
メンバーの中にはプレミアムリビドークロスを身に着けている者がいる。
※実はショウダ、ツジサキ、アンドウの執行部隊が高級ウィンナーと偽って超安物の謎肉ウィンナーを買ってきて差額を横領されている。
原作者の搾精研究所が手がけた諸作のキャラクター達がゲスト出演しているのも特徴で、エロCG集である『搾精病棟』の巨悪である三大お局ナースから(とても結婚出来そうな性格と身分ではない)キリタニとヌマジリが人妻となって参戦したことはファンに凄まじい衝撃を与えた。悪夢の共演とはまさにこれ。他にもショウダは『搾精学級』から、アイゼンは『無限射精拷問』に出てくる一部のキャラクターをモデルにしていることが作者のTwitterにより判明している。
キリタニとヌマジリについては、原作者自身が「搾精病棟」だけのキャラで終わらせるには惜しいとのことで当初から出演を決めていたと表明しており、彼女らが同一人物であることを隠していない。後に人妻を騙っていただけである事が判明しており、選択夫婦別姓を求める声があるとは言え、苗字が同じだったのも、つまりはそういうことである。
メンバー
会長
「黙りなさい…昨夜変態3匹が粗相をしたわ…連帯責任よ…」
「バニシング排斥婦人会」会長。通称「調教魔」。
ワタナベ達が再び粗相をしたとして連帯責任でサナモリを処罰しようとする。絵に描いたようなサディストであり、団地の和を乱したと見なした人間に苛烈なイジメを加える極悪人妻。セクシーな黒ドレスを纏い、屋上でも公園でもわざわざ玉座の様なソファーを持ち込んで座り女王様アピールする生粋のボス猿気質。その際はシンボルマークのようにソーセージにフォークを突き立てて丸かじりしている。
実は人妻を騙っていただけで、アイゼンから婦人会の支配権を奪い、現在のようなならず者の組織にした。
上記の通り『搾精病棟』にも出演。前作のみならず今作でも悪役側の幹部として立ちはだかる。
副会長
「あんたもあいつらと同じ変態人妻でしょ?ダンゴムシみたいな恰好で夜な夜なコロコロ転がって…何あれ?変でしょ?どう見ても変態でしょ?自覚ないの?」ネチネチ
「バニシング排斥婦人会」副会長。通称「粘着魔」。
その異名の通り、初登場時はサナモリに延々と嫌味を言い続けていた。八尺様の様な白い帽子とドレスに身を包んでいる。
彼女も人妻を騙っているだけであった。
キリタニ同様、『搾精病棟』から続投したキャラクターで組織を乗っ取る立場を取っている。
周囲が余りにぶっ飛んだキャラが多いためか前作と比べると比較的常識的な言動を取っている。
会員
「まあ~かわいそうに怖かったでちゅね~いい子いい子♡ママに一杯甘えんぼしてオッパイチュウチュウしましょうね~♡」
通称「母性魔」。以前の婦人会の会長だったが、強烈なモンペ思想のせいで孤立していき今現在はキリタニとヌマジリに婦人会を乗っ取られ、最高顧問と言う名ばかりの地位を与えられている。
怯えるサナモリに優しい言葉で迫るが、本心は不明。自分と歳が近いであろう初対面の人妻にいきなり上記の台詞で迫ってくるのだから、モンペ思想と相まって相応にヤバイ人である。
「サナモリちゃんの身長体重年齢スリーサイズ教えてくれるかな~」ニチャニチャア
通称「情報魔」。
ジャーナリストめいた格好の眼鏡人妻。サナモリに迫るや否やプライバシーを聞きまくり、ゲスで破廉恥な質問で責め立てた。
婦人会の諜報・分析担当であり、団地敷地内の各所に隠しカメラを仕掛け、変態性癖を持つ人妻を見つけて「依頼主」と呼ばれる存在に情報を提供している。
リビドークロスと謝礼金は彼女の自室に設置された反社トンネルより届けられている模様。
この反社トンネルもまた、『搾精病棟』に同様の物が登場している。
後にカオス・ヒトヅマを率いて造反を起こす。
「直帰します・・・」
通称「覗き魔」
光学迷彩のクロスで周囲の背景に溶け込みつつ、業(カルマ)を抱えた人妻達にリビドークロスを配り歩いていた実行犯。彼女らがリビドークロスの力で変態人妻怪人と化してからも、その光景を逐一録画し、稼働データを集め続けている。いわゆる尖兵でありキリタニに仕えている。初登場は5話とメンバーの中で一番早かったものの、名前は他のメンバーと共に8話で明らかとなった。ボクっ娘。
第26話ではS級人妻である可能性が出てきたが、第30話で正式にS級人妻の一人であると判明。
バニシング執行部隊
キリタニの指令を受け、彼女の気に入らない住民の排除からお使いまでこなす部隊。ショウダとツジサキがあだ名で呼び合っているように3人の仲は良好。
「正義マン参上~♪」ヌォン
通称「正義魔」。
身の丈2mを越える異形の人妻。
最初にヨシダの前に姿を現したメンバーで、彼を嫐りものにするイチノセたち3人に制裁を加えていた。
また、ヨシダを助けるつもりだったわけでもなく、邪魔だと言わんばかりに彼をゴミ捨て場に投げ捨てている。
ツジサキとは仲がイイらしく「ツジちゃん」とあだ名で呼んでいる。
「アンタ・・・恨みはないけどマ●毛は燃やすよ・・・」
通称「復讐魔」
一見すると(出る漫画を間違えてるとしか思えない)ゴスロリ風のツインテール少女の様だが男勝りで刃物を並べたかの様な凶相と性格の性悪人妻であり、キリタニの命令でサナモリの陰毛を燃やそうとした。
ショウダとは仲がイイらしく、「ショーちゃん」と呼ぶ。
「ああ~♡いいなぁ♡私も恥ずかしい格好晒して皆から笑われたいぃ・・・♡」
通称「被虐魔」
キリタニの足下で踏み台としてスタンバっているドMまっしぐらな変態人妻。A級人妻の被害者かと思いきや、まさかのA級側である。
童貞を即死させかねないドスケベ衣装を纏い、自分を辱める文言を全身にボディペイントしたマゾヒストの鑑のような人。
戦闘での役割はドM体質を利用したタンク役。つまりコイツと同じ。あのゴウダの蹴りもアンドウにとってはノーダメージのようだ。亀甲縛りで相手を束縛する能力も持つ。
協力者
「黙れ・・・」
「バニシング排斥婦人会」と繋がっている汚職警官。リビドークロス関連の事件を揉み消し、クロスの共振石を破壊されれば新しいものを用意し、変態人妻に渡している。
第25話では人妻ではないが、実はS級人妻であると判明。
「チンポ・・・」
キリタニとヌマジリが代理管理人になって以降に加入した新メンバーとの事で、ゴウダやA級人妻が束になっても敵わないほど強力な人妻。上半身はカオス・アーマーという凶悪そうな黒い鎧と兜の重武装で下半身はへそや局部の上にひし形の穴が空いたハイレグのカオス・パンツにブーツという卑猥で異常な格好をした変態人妻で、顔は兜に隠されており窺い知れないが、ポニーテールが露出している。
その正体は結婚の暗黒面に堕ちてカオスの化身に成り果てたカタギリだった…。
バニシング排斥婦人会の始まりと終焉
第22話によると以前は温厚なママ友集会で、当時の管理人や他の住民との関係も良好だった。だが目標として掲げている子供たちへの健全な育成に躍起になるあまり、不健全だとみなしたコンテンツに激しい憎悪を向けるようになり、出版社への打ちこわしやエロ本の焚書、『ドジうさポロリ』の放送中止を求める抗議デモなどその行動は次第に過激化。
その中心人物が婦人会前会長であるアイゼンだったが、その思想はメンバーにも向けられるようになり、それでついていけなくなったメンバーが次々に脱退していきアイゼンは孤立、婦人会は崩壊寸前になってしまう。
そこに刑務所から出所したてながら虚言マウントと暴力により人妻を騙って台頭し始めたキリタニとヌマジリによって婦人会は乗っ取られ、現在のような犯罪を犯罪とも思わぬような凶暴な組織になってしまったのだという。
何故リビドークロスをバラまいているのかは不明だが、その陰には反社組織と危険度S級人妻=未確認反社会人妻が存在していた。
暴力に対する抑止力だったヨシダがバニシング排斥婦人会との連戦によって負傷・入院し、更に(曲がりなりにもバニシング排斥婦人会の活動を町内会の範囲に留めていた)アイゼンがヨシダとの交戦の末に消えた隙を突き、新戦力・カオスを加えて調子付いたキリタニとヌマジリが『新管理人』を騙り団地を征服してしまう。
町内会費を月額5000円に増税、夫を週替わりで献上する参勤交代を施行し、逆らって批判したものは犬奴隷の刑に処す、と言う暴政の限りを尽くし、キリタニは『団地王』になるとまで宣言する。
が、二人の横柄な態度に不満を抱いていたハセガワの造反によりその体制は早くも瓦解。今度は『団地の神』を名乗ったハセガワに組織を乗っ取られてしまう。
そのハセガワもカオスを私物化しようとしたこと、そしてリビドークロスによる実験がほぼ完了しバニシング排斥婦人会に利用価値が無くなったことで、反社組織の潜入工作員だったシラカゲにより粛清されてしまう。
構成員の全滅により、バニシング排斥婦人会は解散となった。
と思われたが・・・。
その後、黒幕である未確認反社会人妻達はキリタニとヌマジリを呼び出し、憂国商事への斥候としてリビドークロスを与えるのだった。これによりキリタニとヌマジリは合成人妻・パンデモニウムと化し、バニシング排斥婦人会最後の刺客としてヨシダの前に立ち塞がる。
余談
作中の描写を見る限り後から改名したのではなく、温厚なママ友集会だった時点でバニシング排斥婦人会という名称だった為、多くの読者から「名前が温厚じゃない」とツッコまれた。
ただ、トップの人間が代わったとはいえ前会長の素性が判明してからはもともと一部の人間(会長)の欲望の為の暴力装置機関であり、その活動内容も不健全とみなした作品・コンテンツの追放(バニシング)排斥と名前通りのものだったことも判ったのだが。
関連タグ
ペシミズム厭世病院:かつてキリタニとヌマジリが勤めていて暴虐を重ねていた病院。アイゼンの勤務先でもある。ここにもハセガワの部屋と同じく反社トンネルが存在する。