「正義マン参上~♪」
「破邪ァ~~!!」
概要
団地を牛耳る自治会「バニシング排斥婦人会」に属する女性。フルネームは「ショウダマサミ」。通称「正義魔」。危険度A。
身の丈2m30㎝もある女性で(侵入しようとした時、頭に窓をぶつけたシーンがある)、これまでに登場した人妻の中でも一際異質な存在感を放っている。ぶっちゃけ初登場シーンはホラー漫画並みに怖い。ニコニコ静画の該当話のサムネの時点で少し怖い。
正月には露店で婦人会のシンボルマークによく似たジャンボフランクを一本700円で売っていた。
普段着はTシャツとジーンズ。高身長の彼女に合う服がないためか、丈がかなり短く腹部や脛が露出している。Tシャツには「SUPER BIG」「巨女」「八尺」など大きさを強調するロゴが描かれている。因みに掲載当時はTシャツの(文字以外の)デザインまで元ネタとそっくりであったが、後に発売された単行本では流石に修正された。(とは言ってもトーンの違いくらいだが)
能力
※実際はメイン画像のようなカラーリングである。
彼女の所持するプレミアムリビドークロス「ジャスティス」は正義のヒーローめいたピッチリスーツ。目元を隠すマスク、マント、および「正義曼」と書かれたベルトを着用。それに加え、追跡用のママチャリ「ジャスティスモービル」も使用する。
固有能力は攻撃された箇所が瞬時に硬化する「ジャスティスガード」。
およびクロスに組み込まれた人工筋肉繊維が筋肉の信号を読み取り収縮することで、通常の倍の力を発揮できる「ジャスティスパワー」。
「性癖第二解放」はスーパー正義マン。スーツが破れ、素肌に紋様が浮き出たウルトラマンのようなデザインに変化する他、背中のマントも翼状になり、正義曼と書かれた背部ブースターも現れる。
更に空を高速で飛び回ることが可能となる。
人物像
一言で彼女を表すならば、正義を振りかざして悪者を嬲ることに愉悦を感じる、極めて独善的な人物。
実際、作中でも「悪に人権はない」「悪い奴はいくらでも叩いても嬲ってもいい」と言わんばかりに悪と見なした者に嬉々とリンチを仕掛け、被害者であるヨシダに対しても助けるどころか「君じゃ団地の平和は守れませ~ん」と嘲笑してゴミのように投げ捨てて一切気にかけない等、ある種の危険性が垣間見えている。
正義を振るう相手こそ(現時点では)倫理観に乏しい変態人妻である為、彼女の行動に少なからず正当性があるように見えるが、前述の理由は勿論の事リビドークロスをばら蒔いた張本人側の一人であるため変態人妻とは別ベクトルで迷惑かつ危険な存在であり、そもそも彼女が属している団体は反社会組織と繋がっているという正義とは対極の完全なる悪の組織なので彼女の正義と社会的な正義は全く相容れないことは確かである。正義のヒーローめいた格好こそしているが、中身は只の倒錯したサディストである。
身体能力も怪物じみており、リビドークロスの力を使わなくてもツッコミ一発で変態人妻三人を纏めてはじき飛ばしてみせたほか、箪笥や冷蔵庫等を片手で軽々と持ち上げている。さらにはリビドークロスなしであのゴウダともほぼ互角に戦える。
その長身ゆえに体を傾けて立っていたり、体を折り曲げていることが殆どである。
真っ直ぐに立たせるとコマに納まりきらない程の長身ゆえの作画演出と考えられるが、それが彼女の異形感を一層際立たせている。
その一方で性癖第二解放した姿を見た息子のタダシが「ママがヒーローになってるよ!」と無邪気に喜んでいたり、ヨシダとの決着後、団地近くの公園の溜池に落下したところを夫に助けられ、生還を泣いて安堵していることから家族との関係は円満であったことが窺える。
口癖は「HAHAHA」、「破邪ぁー」。
第二性癖解放時は、「破破破」に変化する。
活躍
- 第7話 ばら撒き魔・再襲
忠告したにもかかわらず団地で騒ぎを起こし、ヨシダを(性的な意味で)襲おうとしたワタナベ・イチノセ・ミズタニ三人組を制裁するために現れた。
「君じゃ団地の平和は守れませーん」とヨシダを投げ飛ばし、応戦しようとした三人をツッコミチョップ一発とオナ禁コントローラーガン萎えスイッチで無力化、「正義の鉄槌」という名目で痛めつけるのであった。
- 第8話 バニシング排斥婦人会
他の婦人会メンバーと共に登場。上の変態三人の連帯責任として一緒にサナモリをいじめていた。
後編でキリタニが管理人排斥の指令を出した際は、エプロン姿でHAHAAと笑いながらスマホを見ていた。
- 第9話 バニシング執行部隊
ヌマジリ宅の隣の部屋の夫婦が真っ昼間から大声で子作りをしていたことに腹を立てたキリタニによって同じく執行部隊のツジサキ、アンドウと共に派遣された。ツジサキとアンドウが夫を食い止めている間に家に侵入し、のいてチョップ一発で妻を無力化する。怪力で家財道具を夫婦共々軽トラに積み込み、サカクラの運転で運び出した。運転を止めようとして川に落ちたヨシダと対峙し、彼女たちがヨシダの父に重傷を負わせたという事実を明かし去っていった。
- 第10話 正義魔①
いつものように正義ごっこ(頼んでもいないのに町内監視して因縁つけること)を行い、ごみ出しに来ていた男性に「ゴミは分別しろぉお!」と因縁をつける。確認のためにごみ袋の中身をぶちまけ、そこからエロ本やオナホが出てくるや否や他の団地妻と共に男性を変態扱いする。男性が反論するとフルボッコにしてしまう。
その後、また野外露出しようとしたイチノセを捕らえ、公開処刑と称しばら撒き魔であることを団地の住人達にばらしてしまう。イチノセの服をはぎ取って拘束し、他の団地妻たちを扇動しリンチを開始。
住人たちが次々とリンチに加わる有様を見かねたヨシダが止めに入り、「正義とか言ってただ人を虐めたいだけ」と図星を突かれる。すると逆上しヨシダをのいてチョップで倒そうとするが、ゴウダに止められる。その場は余裕の表情で去っていくが、帰宅後、自身の正義を否定したヨシダへの怒りを爆発させヨシダ排除作戦の先鋒に志願した。
- 第11話 正義魔②
彼女の過去が判明。彼女もかつては家事や育児に追われる普通の主婦だった。しかし、家のことに無関心な夫ややんちゃ盛りの息子に心身ともに疲れ果てていた。そんな日々を過ごすうちにストレス発散の為に正義ごっこを行うようになり、そうしているうちに「悪人相手なら何をしてもいい」という考えを持つようになっていった。
そんなある日、自転車泥棒をしようとしていた少年たちを目撃し、彼らをボコボコにして「悪人は乳首舐められて当然!」という謎理論で逆レイプしていたところをバニシング排斥婦人会に目撃され、リビドークロスの上位タイプ、「プレミアムリビドークロス」の適合者を探していた彼女たちにスカウトされ、「リビドークロス・ジャスティス」の適合者に選ばれ現在に至る、という経緯が判明した。
そして婦人会に対抗するためにゴウダと特訓していたヨシダを襲撃し、金的でダウンしたヨシダに代わり立ちふさがったゴウダと一騎打ちにとなる。
最初は互角の戦いを繰り広げるも、クロスの能力である「ジャスティス・ガード」で彼女の攻撃をすべて無効化し、必殺技の「ジャスティス・ブロウ」で瞬殺してしまう。そして邪魔者は消えたと言わんばかりにヨシダに襲い掛かるのだった。
- 第12話 正義魔③
前回、あまりの恐怖に逃げだしたヨシダをジャスティスモービルで追跡し捕獲。逆レイプを開始するが、そこに駆け付けたワタナベ、イチノセ、ミズタニの人妻デルタアタックに体勢を崩される。イチノセ、ミズタニが弾切れを起こした隙に立ち上がろうとしたものの、復活したゴウダが現れ、体勢を崩されたまま顔面に人妻堕としをくらってしまう。
しばらく気絶していたが、ヨシダと変態人妻の皆が語りあっている間に復活。奥義「性癖第二解放」を使用し、「スーパー正義マン」に進化する。高速飛行で突撃する技「ジャスティスミサイル」により、団地を壊しながらヨシダを空中へ拉致する。人々が空飛ぶ彼女の姿にパニックになる中、ヨシダにベアハッグで止めを刺そうとした時、ヨシダの脳裏に変態人妻との戦いで重傷を負った父の姿が浮かびあがる。同時にタイミングよくヨシダが装着していたボルタックアームが起動し、ヨシダはショウダと互角の力を手に入れる。最後は、ゴウダ直伝の必殺技「ボルタックフィスト」と「ジャスティスブロウ」の打ち合いに敗れ、共振石を破壊され倒された。
- 第13話 人妻交錯
ヨシダとの決着後、団地近くの公園の溜池に落下。
夫に救出されて生還した。
余談
- 危険度Aクラスの実力と危険性をこの上なく分かりやすい形で見せつけてきた人妻であり、「Aクラスは徒党を組んで陰湿なイジメを仕向けてくるのだろう」と予想していた読者の度肝を抜いた変態人妻怪人である。
- なお原作者が同時連載中の『搾精学級』に登場する女生徒「ブスジマ」とは、八尺様を彷彿とさせる異常な長身、顔立ちに加えて立ちポーズや台詞回し等の共通点が見られる。更には10話でブスジマの必殺技「アポカリ空手奥義 アイアンメイデン」と同じ技を披露している。
- 自宅の玄関にはホタルブクロという花が生けてある。花言葉は「正義」「忠実」。
- 愛用のママチャリ「ジャスティスモービル」は夫から誕生日プレゼントに買って貰ったもの。特典小説ではとある陰湿な女にパクられそうになったことも。
- 身長の230cmは、八尺様より10cmほど小さいが、連載当時に存命であったトルコ人女性の持つギネス世界記録である215cmを遥かに上回っている。(過去の記録では1982年に他界した中国人女性の身長の246cmというショウダより大きい数字も残っている)