シラカゲ(淫獄団地)
しらかげ
「直帰します・・・」
「バニシング排斥婦人会」のメンバー。通称「覗き魔」。
光学迷彩機能付きの合羽で周囲の背景に溶け込みつつ、業(カルマ)を抱えた人妻達にリビドークロスを配り歩いていた実行犯。彼女らがリビドークロスの力で変態人妻怪人と化してからも、その光景を逐一録画し、稼働データを集め続けている。いわゆる尖兵であり、キリタニに仕えている。ちなみにその合羽の下は全裸である。
初登場は第5話とメンバーの中で一番早く、他のメンバーと共に第8話で名前が明らかとなった。ボクっ娘で下記の理由からおそらく処女。
新婚で夫から「シロちゃん」と呼ばれ、夫には「パパちゃん」と呼び合うなど夫婦仲は良好。あどけない容姿だが発育は良い。
正月には殴られ屋の会計をやっていて、メイン画像のようにモコモコのコートを着ていた。
第26話でS級人妻のシルエットの中にハイバラやカンザキと共にシラカゲらしきシルエットがいた事から彼女が本当はS級人妻である可能性が浮上していたが、第30話で正式にS級人妻の一人であることが判明した。
第34話にて、ネザコの語る過去(ヨシダがまだ子どもだった頃)の中に当時の彼女と思われる姿が登場しているが、まだ子どもと言ってもいいような年頃から「組織」の一員として、ハイバラ、カンザキと行動を共にしていたようである。
36話で過去が判明。かつては戦災孤児で物心つく前に戦争で両親を失い、そこでカンザキに拾われて組織の一員になったが、2年前に共振石が人妻でなければ使えないという事実が判明したためハイバラが用意した催眠豚2号と同棲することになり今に至るというものだった。
彼女の所持するオメガリビドークロス「プルート」は全裸に光学迷彩付きの液体金属でできた布が巻き付いただけという、アイゼンが所持するプレミアムリビドークロス「グレート・マザー」を超える露出度の高いクロス。
普段着用している雨合羽はこれが変形していたもので、透明になる効果に加え、この布を触手のように操り相手を攻撃する他、ナイフのようなスライサー形態、バリアを張るシールド形態、拘束具のチェイン形態、そして戦闘服のアサシン形態に変形する。
必殺技はくノ一のような姿に変身し流体金属で分身を作り出し相手を奇襲する「人妻分身」。当然ながら透明化能力との併用も可能である。
また、第8話でシラカゲがバニシング排斥婦人会のメンバーの一人だったことに加え、彼女が首から下げていた共振石から、それまではプレミアムリビドークロスと思われていたが、第30話でオメガリビドークロスと正式に判明した際に黒い共振石と化していた。
なお、この「プルート」は不可視兵器である事が明言されている。
S級人妻はまたの名を未確認反社会人妻とされるが、ハイバラが記憶の消去という形でその存在を認識させないのに対し、シラカゲは光学迷彩によって視認が出来ないという言葉通りの意味で未確認の人妻といえる。
- 第5話 寝取り魔
夫の浮気に激怒し大暴れするゴウダの気迫に怯えるシキジョウにリビドークロスを渡した後、シキジョウが敗れたのを確認すると、そのまま去っていった。
- 第8話 バニシング排斥婦人会
夜な夜な林に向かってはタコを体に巻き付けて自慰行為を行っていたイカヤマにリビドークロスを渡した後、その様子を撮影していた。
- 第12話 正義魔③
プレミアムリビドークロスを纏ったショウダが恐怖のあまり逃げだしたヨシダをジャスティスモービルで追跡し捕獲して逆レイプする様子を撮影していた。
- 第14話 人妻交錯Ⅱ
ヨシダが回復したこと、彼がドジうさポロリというアニメにハマっていたことを報告するが、憂国商事製の超防御力羽毛布団を購入していたことは面倒なことになりそうだからと報告しなかった。
帰宅後は夫と共に夕食と入浴を済ませた後は夜の営み…のはずが恥ずかしがってしまい結局できなくて自己嫌悪に陥る。
- 第23話 母性魔③
組織を抜け出そうとするカンザキに苛立つハイバラに彼女の始末を請け負おうとするが、「憂国商事の情報を探る必要があるからな」と却下される。さらには夫との関係について迫られるが全く進展していないことを自らばらして撤退した。
- 第30話 混沌魔④
ヨシダに逃げられてヤケになりカオスレベルを上げようとするハセガワの元に現れ、カオス・コントローラーを奪い、増長する彼女に反社トンネル同様にパイプ役に過ぎないと諌める。ハセガワはシラカゲの能力を透明になるだけとあなどり、彼女とハイバラの所属組織及び団地の深淵に潜む怪物3名の正体に迫る情報収集力と、性癖第二開放によってリチウムイオン電池を発火させることで燃え上がる1000機のドローンカメラをぶつけるという必殺技を発動させて自分の優位性を見せ、カオスコントローラーを返すように迫る。しかしシラカゲはドローンカメラを一瞬で全滅させ、オメガリビドークロス「プルート」の真の力を見せつける。
- 第31話 混沌魔⑤
オメガリビドークロス「プルート」の力でハセガワを圧倒し、命乞いをする彼女に対し、もう実験は終了するのだから用済みであると告げる。しかし、ハセガワから自分が用済みであるならば夫も同様に不用品になると言われ、クロスの形態維持ができなくなるほど動揺するがカオス・ヒトヅマを呼び出し、ハセガワに止めを刺す。その後駆けつけたヨシダに対し団地の「裏住民」と名乗る存在からの「すべての真実を知りたいなら、反社トンネルに潜り、団地の深淵に突入せよ」という伝言を伝える。
- 第34話 リズの悲劇
ネザコの語る過去にて、意識を失ったリズを病院に連れて行こうとするネザコを迎えるために現れた「組織」在籍時のカンザキに伴われてハイバラと共に姿を見せる。
一言も言葉を発してはいないが、まだ子どもと言っても差し支えのない年齢のようである。
- 第36話 遠隔人妻兵器マモル
夫と買い物に来ていた際に自身の過去を打ち明け、本当は家族が欲しかったと語るが、任務が終われば夫との生活も終わってしまうという事実を受け入れられず、1人トイレで涙をこぼし、途方に暮れているとそこに現れたライコウに手を組まないかと言われる。しかし、そのライコウは遠隔人妻兵器としてヨシダの身体を操っている状態であり、彼の頭のピンを見てライコウが自分をも利用しようとしていると察知してオメガリビドークロス「プルート」を装備して人妻分身で攻撃するがボルタックソードで瞬殺され、クロスも切り刻まれて戦意喪失。
その後ライコウに連れられる形でカンザキ宅を訪れ、そこで憂国商事がカバネの逮捕および人妻兵器の調査研究を目的とした公安警察のコードネームであった事を明かされ、驚愕の表情を浮かべる。
上述の組織加入の経緯はカンザキからパンを渡されてというものだったためか、再会した彼女からはちゃんとご飯を食べているか心配されていた。
- クロス名の「プルート」はローマ神話における冥府を司る神。暗殺特化の人妻はそれに由来すると思われる。
- 第30話でシラカゲが正式にS級人妻の一人であると判明し、この回で彼女は「暗殺特化の人妻」を自称したが、漫画の公開直後にそれがX(旧Twitter)のトレンドワードに入り、別の人妻に風評被害がいったり、Xでのインプレッション稼ぎのために自動でトレンドワードを繋げた文を作り投稿するという複数のスパムアカウントが「野沢雅子さんは刃渡り20センチを持つ暗殺特化の人妻でシカと衝突して猛バッシングをうける」なる珍妙な文を生成し投稿しまくるなど混沌とした状況になった。