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カンザキ(淫獄団地)

かんざき

カンザキとは、原作:搾精研究所、漫画:丈山雄為による漫画作品『淫獄団地』に登場するキャラクター。
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お客様ぁぁぁぁああああ!ちょっとお時間よろしいですかぁぁぁああ!!


概要編集

憂国商事という会社に勤めるセールスレディ。


胸元をはだけたスーツ姿で髪をアップにして纏めている巨乳美人だが、常に目が据わっており、口元も不気味に釣り上がっているなど、非常に不気味である。


13話での描写から既婚者で第32話では夫が登場しており、その後の第32話後編で夫から「カンちゃん」と呼ばれている事が判明。尚、その夫はS級人妻の一人であるライコウの事を知っている模様。


人物像編集

団地に定期的に来て近所迷惑になるレベルで大声を上げて訪問する、「異常かつ強引な押し売り」というスタイルで客を追い回す執念深さ、圧倒的な身体能力から繰り出される訪問販売術心得風林火山にて商品を顧客に売りつけている超危険人物。

しかも商品を買わせる方法も、客のクレジットカードを奪って強引に決済(※)し、「返金」「返品」「リコール」は不可でアフターはなし、ともはや強盗といっても差し支えないレベルとなっている。


※暗証番号の入力等の手続きすら取ることなく「強引に」決済されてしまう。


彼女に付き纏われた事で団地を逃げる羽目になった人間は数知れず、サナモリは気弱な性格が祟って彼女のカモ(金をむしり取られる)にされ、強気なカタギリですら姿を目にしただけで逃げ出した程。彼女によって何人もの人妻が犠牲になった事から、団地外の人間ながらリストで危険度Aに認定されているが、実際の危険度は…?(※後述の『活躍』参照)。


一方、リビドークロスは憂国商事の競合他社の製品であるらしく、それを無力化する方法を把握しているだけでなく、ヨシダたちの変態人妻退治に役立つ情報や商品を与えることもあり、敵でも味方でもない微妙な(ある意味美味しい)立ち位置となっている。


活躍編集

第4話 押し売り魔編集

ヨシダが管理する団地に出没、近所迷惑になるレベルで訪問をしている所をヨシダに咎められる。しかし、ヨシダに標的を定めて執拗に追跡、管理人室に逃げ込んでも尚、凄まじい勢いのノックとインターホンの連打で引きずり出そうとする。


ヨシダに警察に通報すると警告されても、立ち去ると見せかけて天井に張り付き、外の様子をうかがおうとドアを開けた隙をついてチェーンを破壊、ヨシダに商品の羽毛布団『ヘキサゴン』のセールスと性的サービスを強引に行っていく。途中でヨシダに逃げられるが、サナモリのリビドークロスの中に隠れている事を見抜き、バールで無理矢理こじ開けて共振石を破壊し、ヨシダの財布をひったくる。


ヨシダからリビドークロスの事を問い詰められるも、ヨシダから奪ったクレジットカードで強引に決済、その場を後にしたのであった。財布と心身に手痛いダメージを負ったヨシダは、ただ泣き崩れるしかなかった。


第6話 酒乱魔編集

夜間にもかかわらず大声で客を追い回していたところヨシダに止められるが、その直後にリビドークロスの力で気化アルコールをまき散らすサカクラに遭遇。リビドークロスの力の前にカタギリとゴウダもダウンしてしまう。


そしてヨシダも倒れる寸前となり、変態人妻への対抗手段を求める彼に生体電流を増幅する按摩用グローブ「ボルタッククロー」を紹介する。ヨシダはこれを10万円で購入、サカクラを打ち破った。ある意味ヨシダにとってのターニングポイントとなった出来事でもあった。


第12話 正義魔③編集

ショウダとヨシダが戦闘する中、ついに真の威力を発揮したボルタックアームについて解説していたが、気になるお値段はカタギリに遮られ、というかスルーされてしまった為不明となった。

(後に単行本のレビューにてクローと同じく10万円と判明)


第13話 人妻交錯編集

営業ノルマを達成し帰宅後、同棲している男性に味噌汁をリクエストしている姿から本当に結婚している疑惑が濃厚に。住居は舞台である団地の隣町のアパートの模様。


第14話 人妻交錯Ⅱ編集

前話からの続きで、突如襲ってきたハイバラと交戦。その時の会話で、元々ハイバラの同僚だったが突然退職届を出して販売員に転職したこと、ヨシダたちに売り渡したリビドークロスを破壊できるグッズが実はBMI兵器と呼ばれるものであることが判明した(後者についてカンザキはとぼけていたが、そのとぼけ方からして恐らくBMI兵器だと理解した上で販売している)。

また同棲している男はハイバラ曰く夫なのだが、カンザキ曰く後々本当に結婚する(子作りもする)予定らしい。

この時彼女にしては珍しく幸せな未来を夢見ている普通の成人女性のような顔をしている。


カンザキとしては普通に元同僚に近況報告をしたつもりだったが、実はハイバラがカンザキに抱いている感情は同僚以上であった。

自宅に帰ったハイバラは夫と××しているカンザキを妄想したりその衝撃に狼狽えて酒瓶を粉砕したりと珍しく取り乱した様子を見せ、カンザキを前の職場に連れ戻すことを決意するのだった。


第19話 復讐魔&被虐魔⑤編集

暴走した ツジサキの無差別爆撃に巻き込まれて重傷を負ったアンドウの夫に「自分のせいで暴力の悪魔になってしまった妻を止めてほしい」と30万円の報酬と共に頼まれる。当初はサービス外として商品のセールスを行おうとするも、「『普通の家族』になりたい」という言葉に心を動かされる様子を見せて傭兵として雇われる事を決め、ヨシダとアンドウの戦闘に乱入する。

その際、ヨシダに「ここからはモノ売るってレベルじゃないので」とこの場から去るように告げると共に、かつて売った羽毛布団『ヘキサゴン』の事を思い出させ、凶行を続けるツジサキを止めるヒントを与えた。

アンドウと激しいラッシュの打ち合いを繰り広げ、彼女よりも戦闘経験で上回っているのか「団地妻にしては速いがテク無し」と突きをバールで受け止め無力化。そのままトドメを刺そうとするが、ドSモードとドMモードを瞬時に切り替える「俊速コンバート」で今度は自分の攻撃が無力化され、武器のバールも折れ曲がってしまう。窮地に追い込まれたかに見えたが訪問戦闘術で受け流し、どんなドMでも関係のない脳への酸素を絶つ事で制圧。「暴力への執着を捨てましょう、旦那様が、お子様がお待ちですよ」と彼女を説得し、戦意喪失した隙に共振石を破壊して鎮圧に成功。戦いを終えた後ハイバラに「私は戦うわ、普通の家族を手に入れるために…」と宣戦布告するのだった。


第26話 S級深化編集

S級人妻のシルエットの中に前話でS級人妻と判明したハイバラと共にカンザキやシラカゲらしき人物が登場しており、カンザキが実はS級人妻である説が浮上している。


第32話 混沌魔⑥編集

夫と食事中に横切る黒猫割れた鏡折れた箸と言う不吉三連撃!大凶事の予兆!によりハイバラとの決戦が近いと感じ、夫からS級人妻たちが変態人妻たちを軍事兵器として世界中に配備しているのは本当かと聞かれる。

なお、この直前に夫の作った味噌汁をいい香りと評した彼女の笑顔はものすごく穏やかでカワイイ。


第34話 リズの悲劇編集

意識を失ったリズを病院へ運ぼうとするネザコの前にハイバラ、シラカゲと共に現れる。

恐らくはこの頃は憂国商事の者ではなく組織の一員であった模様。


第35話 人妻への供物編集

ネザコを拉致して反社トンネル内部にいるカバネの元へと連れて行った。

リズが倒れたのは共振石イデアが適合しなかった事が原因だと知って絶望するネザコに団地において実験や研究を重ねるべきだと手を差し伸べた。



第36話 遠隔人妻兵器マモル編集

自宅に訪れたシラカゲと共にいるヨシダを一瞥しただけでライコウである事を見抜き、バールで攻撃を加えるが、ボルタックアームで防がれる。

2人を室内に招き入れると久々に会ったシラカゲにちゃんとご飯を食べてるのか訊ねていたが、戦災孤児となった彼女にパンを与え、組織に招き入れたのはカンザキなので心配しているのだろう。

ライコウの口から「『憂国商事』は反社組織のボス・カバネの逮捕及び『人妻兵器』の調査を目的とした公安のコードネームだな?」と訊ねられ、夫に対し「あなた!そうなの〜!?」と呼びかけた。

彼はハイバラが用意したシラカゲの夫役(催眠豚2号)と異なり、カンザキが自分で見つけてきた夫役である。

組織の人間が未確認反社会人妻の計画を妨害を目的とする人物と接点を持った点を考えると、(リストはカタギリ作成だが)団地外部の人間でありながら危険度Aとは言いえて妙である。


第37話 人妻連合編集

ライコウの見せた過去にて、

反社組織へと兵器を販売していた証拠品として夫(PC)を押収しようとした刑事を衝動的に撲殺してしまい、凶器と死体を遺棄しようとライコウが向かった山にハイバラと共に組織のアジトへ勧誘するために現れる。

しかし、実は刑事はまだ生きており、カンザキの好みのタイプだったこともあって手当を施したうえで一夜を共にして、彼に夫役になってほしいと申し込む。

ライコウが刑事を殴打したHDDに残されていたデータを公安が解析し、試作品をカンザキが憂国商事の商品として一般人にバラ撒き、独自兵器を作り出したことも明かされた。

ボルタックスーツに選ばれしマモルとその力を思わぬところからの救世主と評し、「人妻連合」の決起会として、夫が作った味噌汁をシラカゲとライコウ(inヨシダ)に振る舞う。かつての冷酷非道な殺戮マシーンのような姿から変貌した姿はシラカゲを驚かせるが、組織からの洗脳を夫から与えられた「人の温もり」、彼の作ってくれた味噌汁が解いてくれた事を幸せそうに語り、夫もそれを受けて職務と関係なくカンザキを愛し、任務を終えたら結婚しようとプロポーズをする。


第38話 人妻の温もり編集

人間よりもAI夫の方が素晴らしいと解くライコウに対し、カンザキはかつての自分のように人の温もりを知らないだけと哀れみ、服を脱ぎだすと訪問営業術奥義『飛び込み営業』『枕営業』によってライコウの精神が入ったヨシダの身体を愛撫。ライコウは「ここまで狂った女だとは!」と戦慄し、たまらず「代わりにお前がセックスしろ」とヨシダの身体から抜け出ていった。



余談編集


関連タグ編集

淫獄団地

憂国商事

今回の変態人妻怪人

ハイバラ(淫獄団地):元同僚。「組織」を離れ、袂を別った理由はまだ不明だが、彼女からはロケットに写真を入れられ、今でも執着を持たれている。

シラカゲ(淫獄団地):表向きでは婦人会のメンバーでA級人妻の一人とされていたが、その正体は「組織」の潜入工作員であり、第30話にてS級人妻と判明した。


売間久里代:『クレヨンしんちゃん』に登場する淫獄ならぬ地獄のセールスレディ。近所迷惑な存在である事は同じだが、コチラは主人公に煮え湯を飲まされ続けている。

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