「ヨシダ…クン…ワタシと…不倫…スル…?」
概要
27話からバニシング排斥婦人会に新たに加わったメンバー。通称「混沌の妻」。
キリタニとヌマジリが代理管理人になって以降に加入し住人たちを恐怖に陥れ、団地に混沌を招く存在となり、その出現に際してはサイレンが鳴り響く。
ゴウダやB級人妻、A級人妻が束になっても敵わないと言われている。
第37話では、S級人妻を追う組織が特に危険視する存在として、S級人妻のリーダーであるネザコやカバネと共にカオス・ヒトヅマの名前が挙げられた。
能力
彼女の所持するオメガリビドークロス「カオス」はリビドークロス開発に関わる技師であるS級人妻・ライコウが「最高傑作」と称するクロス。
上半身は防御力の高い「カオス・アーマー」という凶悪そうな黒い鎧と兜の重武装でダークヒーローのようだが、下半身はへそや局部の上にひし形の穴が空いたハイレグ状のキャストオフ可能な「カオス・パンツ」にブーツという卑猥で異常な格好をした変態人妻で、顔は兜に隠されており窺い知れないが、ポニーテールが露出している。
武器は伸縮自在の物干し竿型の槍「カオス・モノホシ」、お風呂の栓型の拘束武器「カオス・チェーン」、そしてボルタッククロー、ボルタックアーム、ボルタックレッグと各種ボルタックも装備されている。
必殺技はカオス・チェーンで拘束した夫で相手を攻撃する「ダメ夫フレイル」、カオス・モノホシで相手のケツを掘る「カオス・グングニル」、相手を愛撫する「カオス・ペッティング」。
但し常に暴走状態の為、キリタニの所有する「カオス・コントローラー」で制御されている。
余談
その出現の際に鳴り響く団地民保護サイレンはあまりにも酷い音であるが、普段は夕立を知らせるなど平和的な利用がされている事が単行本で明かされている。
関連タグ
カオス・ソルジャー:上半身(鎧と兜)の造型は…
佐々木小次郎:「物干し竿」という通称の刀を所持していた剣豪。
カオスヘッダー:『ウルトラマンコスモス』に登場した、怪獣にとりついて凶暴化させる存在。憑依された怪獣はカオス怪獣となる。
九能小太刀:『らんま1/2』の登場人物。武器を使った攻撃だけが認められる格闘新体操において、リボンで絡め取った「実の兄」を"武器"とした事がある。
その正体
(ネタバレ注意)
その仮面の下の素顔
彼女の正体は結婚の暗黒面に堕ちたカタギリ。
ヨシダを愛人にしようと迫るが、「あなたの家庭を壊すわけにはいかない」と拒否され、公園で泣いていたところを目撃したハセガワから、旦那がキリタニと不倫していること、さらにマンション購入のための資金も彼女に貢ぐ形で使い込んでいたことを告げられ、精神崩壊したところを付けこまれる形でリビドークロスを与えられてカオスの化身と化してしまったのだった…。
ヨシダへの想いを断ち切れず、自分を止めに現れた彼を押し倒して不倫を迫るが、「カオス・コントローラー」による制御下にあるため一度は解放する。
ところが、キリタニが出した彼を含む婦人会への反乱分子への攻撃指令に反し、「カオス・モノホシ」の矛先はキリタニに向けられ、彼女を悶絶させる。
実はキリタニの「カオス・コントローラー」は偽物で、本物はハセガワが所持しており、ハセガワに操作されてヨシダ達を襲うが、ハセガワもS級人妻に利用される存在であり、カオス・レベルを上げようとしたハセガワを問題視したシラカゲが彼女を粛清し、コントローラーを回収されている。
ちなみにハセガワがコントローラーで操作していた時は壁に引っかかる挙動などからPS時代の某ゲームシリーズのようなラジコン風の操作方法と思われる。またカオス・レベル1憂国兵器開放のコードは↓↘→↓↘→+PKと格闘ゲームのようなものである。それより上の段階はコントローラー裏のフタに隠されたボタンによって開放される。
戦闘モードをオフにすると兜と肩の棘アーマーが外れてカタギリの素顔が出てくるが、虚ろな目をしており、常に涙を流している。言語も基本的に「チンポ」やヨシダの名前、彼への謝罪くらいしか喋らない。
ネザコは団地は実験場でカタギリも人妻もモルモットであるという主旨の発言をヨシダに語っているが……。
上記の通り、第37話にて一連の人妻関連の事件の最大の脅威としてカバネ、ネザコと共にカオス・ヒトヅマの名前が挙げられており、ネザコが変態人妻を産む共振石の生産能力を危険視されているのに対し、カバネとカオスは単騎でも災害級の戦闘能力を危険視されているが、本来反社勢力とは無関係のカタギリをその意思すら無視して最大級の危険因子に変貌させてしまうという点も、このクロスの恐ろしさだろう。
また、各種ボルタックの開発・設計者もライコウなので、「最高傑作」という自己評価も納得である。
ネタバレ関連タグ
バーサーカー(Fate/Zero):恐らくキャラデザの元ネタ。「不義不貞」と「精神崩壊」の要素から取ったのだろうか。