スペック
- 全長:16.5m
- 全高:7.4m
- 全幅:6.0m
- 重量:75t
- 最大速度:260km/h
武装
- 超小型荷電粒子砲:1
- 連装ビーム砲:1
- パラライザー:1
- サイドガーダー:4
- ドップラーレーダー:2
- パワーコネクター:1
概要
ガイロス帝国が第一次大陸間戦争時に運用していた虎型ゾイド。
背部に超小型化された荷電粒子砲を備え、強力な破壊力を発揮する。
装甲も強化されており、パワーも大きく、肉弾戦も得意としている。
前線での敵の情報を集め、さまざまな作戦を単独で行うことができる。
オプションパーツとして「ジャイロクラフター」が存在し、装備することでホバリングが可能に成り、運動性も向上する。
グランドカタストロフ後、マグネッサー技術を用いていないジャイロクラフターを装備可能なことから磁気嵐の中でも飛行可能であることが判明した為、数少ない空戦対応ゾイドとして重宝された。
第二次大陸間戦争時には絶滅してしまい、旧ゼネバス帝国軍のサーベルタイガーの改良型であるセイバータイガーが主力となった。
旧ゾイド絶滅A級戦犯?
ガイロス帝国(暗黒軍)登場からしばらくしてゾイドのデザインが大幅に変わってしまい、それまでのファンは遠ざかってしまったという。
そして、何故かその責任を取らされてしまっているのがこのガルタイガーである。
オフィシャルのフリートークでも散々言われていた。
「これのどこがゾイドだ?」という手厳しい意見が聞かれる最大の理由は、そのとにかく派手すぎるカラーリングであろう。
過去のゾイドは兵器としての位置づけが確立されており、目立つ色を避けながら特徴的な色を選んでいたが、このガルタイガーではモチーフに近づける努力の結果からであろうが、とにかくゾイド的には変に派手な色使いである。
もう一つの問題は、ゴムキャップの使用であろう。
使用キャップ数はたったの4つしか無く、四肢を駆動させる軸に止めるのにそれぞれ使われているだけなのである。
またその使用方法も、唐突に穴が開いててそこにゴムキャップが差し込まれているという、別にその足を止めるのにゴムキャップを使用しなくても良いのではと言いたくなるような箇所に使われているのである。
ゴムキャップの使用は、接着剤を使わずに組み立てることのできるゾイドの特徴ではあるが、この使用方法では単に接着剤を使わないで済むようにするためだけの使い方にしかなっていない。
当初のゾイドでは各関節にゴムキャップが使われ、その使用箇所のまわりには軸を表現するような細かなデザインがされていて、材質は違ってもゴムキャップはプラスチック部品と一体となっていた。
また、そうでなかったとしても、ゴムキャップ自体もプラスチック部品同等の外部露出部品としての扱いがされていた。
このガルタイガー以降のゾイドには、ゴムキャップを使用しなくても良さそうな、一見すれば単なるスナップキットにしか見えないモノが含まれるようになってくる。
ゴムキャップの使用とデザインの融合性をもう少し考えてくれれば、ガルタイガー以降のゾイドにももう少し違った結果が待っていたかも知れない。
虎型ゾイドの筆頭にサーベルタイガーを持ってくることに反対意見を言う者はいないだろう。
ガルタイガーの場合、サーベルタイガーとは違い足は一体成形部品にカラーアクセントとしての別の部品を外から取り付けてあるだけで、駆動やギミックには一切関知していない。
コストパフォーマンスの面ではその方が合理的ではあるが、動きを見て楽しむには遠いものがある。
ガルタイガーの名誉のために付け加えれば、当時はタミヤのミニ四駆が流行していたこともあって、ゾイドにミニ四駆感覚の組み立てやすさを導入したかったという狙いもあったのだろう。
実際、動力ユニットは過去のゾイドとは異なり、自分で組み立てるギヤボックスや配線を兼ねた金具など、その構造はミニ四駆に似通ったものとなっていた。
関連タグ
ガル・タイガー…表記漏れ