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遠山金一の編集履歴

2024-04-26 16:27:28 バージョン

遠山金一

とおやまきんいち

遠山金一とは、ライトノベル『緋弾のアリア』の登場人物。

概要

キンジの兄。19歳。医師免許も持っている。「ヒステリア・サヴァン・シンドローム」を略した「HSS」は、元々は彼が使っていた略称。


武偵庁に所属する特命武偵として数々の事件を解決してきた有能な武偵。そのため、キンジの憧れで目標でもあり、神にも等しい存在だった。

本編開始時点では、後述の事件が原因で死亡したと思われたが、3巻で理子の口から生きていることが仄めかされ、次の4巻で登場した。


とある理由で、普段は「カナという美女に変装している。

略歴

遠山金叉の長子として産まれ、両親が他界した後は祖父母と共にキンジの親代わりとなり、彼を育てた。


本編開始前に起こった『武偵殺し』による海難事故において、逃げ遅れた乗客を助けるために尽力。結果、乗客全員の命を救うことに成功したが、彼は脱出できずに殉職した。しかも世間からは「事故を未然に防ぐことが出来なかった」とお門違いのバッシングを受けた。この事件がキッカケでキンジは心に陰を落とすことになった。







殉職したかに思われていたが、実は生きており、イ・ウーを内部から崩壊させるべく潜入していた。当時は理子やジャンヌの上役であり、2人からは敬愛されていた(それにより理子とジャンヌはHSSについて知っている)。


スピンオフの『AA』では、第24弾のあかりの回想でイ・ウー特戦隊の一員としてあかりの故郷襲撃に参加していた事が判明している。


人物

外見

4巻の扉絵で後ろ姿かつヒステリアモード時に変身するカナの時しか描かれなかったが、漫画版と「CR緋弾のアリア2」でビジュアルが明かされた。


長く伸ばした茶髪、俳優ばりの整った容姿を持つ美青年。キンジと比べると、やや厳格なイメージがある。


カナになった際は、三つ編みをした絶世の美女とも言える美しさを誇り(ていうか、初見でみると完全に女性そのもので、もはや男性が変装しているとは思えないレベルの出来である)、キンジも「俺の周りにいる奴らも女性としては素晴らしい容姿だがカナの美しさはさらにその上を行っている、周囲の時が止まるほどの美しい人、もはや神々しい、崇高な存在」と高評価する程。


性格

常に冷静沈着かつクールな人物で、「〜なのだ。〜しろ」といった厳格な言葉使いでキンジにも常に辛辣な言葉を投げかける。しかし、彼を弟として大切に思う、本質は義と情に厚く温かみのある人物。昔は無償で人助けしたこともある。

また、キンジ曰く「戦う事より治す事の方が得意」な人物で、医師免許を取得していた。


しかし、武偵を続けていくにつれて「誰も殺し誰も死なさず誰もを助ける」という信条を持ちながらも、密かにその実現の困難さとのギャップに悩み続けていて、キンジと再会した時は「義のためには犠牲もやむなし」という冷徹な考えに変わってしまっていた(後に後述のキンジとの戦いで改心)。


ヒステリアモード時に変身するカナになった際は、外見だけでなく口調も性格も女そのものとなってしまい、キンジに「兄さん」と呼ばれても自分の事だと分からない。また、金一にとってそれはコンプレックスで、迂闊に指摘しようものなら真っ赤になって相手をボコり、更にはアリアの如く発砲する。


強さ

ヒステリアモード時のキンジを上回る程の強さを持つ

現在もなお作中における最強キャラの一角に挙げられており、その実力は(まだ未熟だったとはいえ)Sランク武偵のアリアを終始圧倒し続け、後に人間やめました人間と評されることになるキンジが畏怖を覚える程である。


「女装すること」で性的に興奮しHSSを引き出せるため、普段は女装している事の方が多い。女装している間はヒステリアモードでいられるため、長時間に亘ってその状態を維持出来るが、その分大脳にかかる負担が大きく、ヒステリアモードが解けた後は10日前後の睡眠を必要とする。それが自律神経に影響を及ぼし、HSSでない時は季節にかかわらず常に厚手のコートを着ている。

この一風変わった方法でHSSになれるのは、母を亡くし悲しみに暮れるキンジを見かねて、母に変装して彼を慰めたのがきっかけだった。


武器は、コルト・シングル・アクション・アーミー(ピースメーカー)と、分離連結が可能な大鎌「サソリの尾(スコルピオ)」。

作中の動向

シャーロックが後継者として擁立したアリアを抹殺せんとしたため一度はキンジと対立したが、キンジとアリアに自分が思い描く新たな可能性を見出しパトラ戦では彼等に協力。パトラ戦終了直後にシャーロックによって重傷を負わされるもパトラに助けられ、戦いが終わった後は彼女と共に姿を消した。


その後は原作8巻の宣戦会議(バンディーレ)で再登場。「師団(ディーン)」にも「眷属(グレナダ)」にも属さない「無所属」を選択した。


極東戦役停戦後はパトラと結婚、それと同時に年齢および結婚することによるヒステリアモードの能力低下を理由に武偵を引退することを表明した。ただし、キンジが緋緋神と戦った時はすぐに駆け付ける、かなでを救出する際は兄弟達のリーダーとして戦いに参加する、30巻でキンジがアメリカに向かう時に一緒に行くと名乗りを挙げるなど、キンジを含む兄妹がピンチの時には戦いに参加することを示している。


関連タグ

緋弾のアリア  遠山キンジ  神崎・H・アリア  峰・理子・リュパン4世  ジャンヌ・ダルク30世

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