概要
クジラウオやカブトウオなど7科75種を含むグループ。
一部の種を除き鱗や浮き袋を持たない。
キンメダイ目に近縁で、皆顔つきがどことなくキンメダイっぽい。
しかし目は大きく発達しているものと小さく退化しているものに分かれ、後者は大きな口も相まってクジラの如き顔立ちになっている。
それでも牙が長すぎて口が閉まらない奴らや目の発達ぶりがえげつない奴らのいる深海魚の中では整った顔立ちであり、可愛らしささえ感じる。
また、キンメダイ類と同じく赤い体色のものが多く見られるが赤色の光は深海に届かないため深海ではくすんで見え、天敵に見つからないために一役買っている。
生態
主に小型甲殻類を捕食し、目の発達したものは視力で、目の退化したものは代わりに発達した側線で獲物を敏感に察知する。
獲物を求めて浅場へ上がってくる日周鉛直移動を行う種もいる。
現在見つかっている全てが海水魚で、淡水性の種は確認されていない。
多くは深海魚で、主に水深1000m以深に生息しメジャーな種でも普通に生活していて目にする機会はほとんど無い。
下位分類
カンムリキンメダイ上科
カブトウオ科
- カブトウオ
- ウロコカブトウオ
- トゲカブトウオ
- チヒロカブトウオ
- タテカブトウオ
- ヨロイギンメ
カンムリキンメダイ科
ヒスピドべリュクス科
- ブリストリースキン
クジラウオ上科
フシギウオ科
- フシギウオ
- マカフシギウオ
アンコウイワシ科
- アンコウイワシ
- アカチョッキクジラウオ
アカクジラウオダマシ科
- アカクジラウオダマシ(𮬒「究極原色魚類大圖鑑」)
- アオモリムカシクジラウオ(化石種)
クジラウオ科
別名
・カンムリキンメダイ目