CV:鈴村健一
概要
星十字騎士団の一人であるマスク・ド・マスキュリンの付き人で、彼を「ミスター」と呼んでいる。
眼鏡をかけたスキンヘッドの小男で、ゴングを持ち歩いている。体長は92cm。
戦闘能力は皆無であり攻撃を受ければあっさり死ぬが、体を真っ二つにされようが細切れにされようが関係なく、マスキュリンの呼び掛けで復活する。
特に細切れにされた場合は、その1つ1つの細切れから新たなジェイムズが誕生し、ジェイムズの数が増え、分身すると、まさに消すと増えますを絵に描いたような現象が起こる(その様には恋次もドン引きしていた)。
またマスキュリン自身も「ファン(=ジェイムズ)からの声援」によって復活出来るので、両方がほぼ同時に倒されない限りは無敵に近い。
この相互不死性故、マスキュリン自身は巻き添えでジェイムズを倒すのにも抵抗がなく、それを悔やむ様子も勿論ない。
正体
マスキュリンの死亡後、ユーハバッハが「ジェイムズが死んだか」と口にしていた為、ファンの間では「本体はジェイムズなのでは?」と話題になっていたが、後に公式ファンクラブのQ&Aにて考察通り “ジェイムズこそが聖文字 “S” を与えられた滅却師” であり、彼の能力『英雄(The Super Star)』は「(自身が理想とする)スーパースターを具現化する」能力である実態が明らかに。
即ち『マスク・ド・マスキュリン』は、ジェイムズの歪んだ自己是正心が生んだ虚構の存在であり、ヒーローと呼ぶにはあまりに悪辣で薄っぺらかったのもそれ故だったのだろう。尚、パワーアップや回復及び命が一蓮托生なのが『理想のスーパースターの具現化』の一部なのか、ジェイムズ自身が持つ回復・補助能力の1つなのかは不明である。
上記の考察が正しかったとすると、マスキュリンの性格やファイティングスタイルの類似性から「ジェイムズにとっての理想のヒーローは親衛隊のジェラルドだったのではないか?」との考察がある。この説を裏付けするように、OP映像でのマスキュリンのリングネームはスーパースターミラクルと、ジェラルドの聖文字能力を連想させるものになっている。
一連の情報を統合して見ると、ジェイムズの理想のスーパースターは「自分の代わりに戦果を上げる奉仕人」と考えられ、故にマスキュリンが薄っぺらい存在になっていると推測できる。
また、見方によってはマスキュリンの聖文字 “S” の能力は「グレミィの聖文字 “V” の劣化モデル(能力者の理想とするスーパースターを具現化する=想像を実体化させる)とも評せる能力なのでは?」との声も。