現実における殉職
救急隊員や消防隊員が救助現場で事故に巻き込まれ死亡した場合、軍人や自衛官が戦死以外の訓練中の事故で死亡した場合、警察官などが犯罪者の制圧時などに殺された場合などが該当する。
仕事中の心臓発作による急死など、職務と因果関係がない場合は含まれない。
一般企業などに勤める人の場合でも、工事現場などでの死亡事故などにおいては「殉職」に該当する場合もある。
こちらの場合でも、直接職務と関係しない場合(通勤途中の交通事故など)は該当しないことも多い。
自衛官、警察官、消防吏員、海上保安官、刑務官、入国警備官においては、殉職の場合に「二階級特進」の措置がとられることもある。
外交官にもこの措置が取られたケースがある。
フィクションにおける殉職
一昔前の刑事ドラマでは定番シーンの一つであり、中でも『太陽にほえろ!』においては名物シーンと化しておりファンサイトで殉職者リストがよく作られる程である。
殉職のシチュエーションでは演者の希望を脚本に組み込んだり、逆にファンからの嘆願で殉職を免れたキャラがいたりといった逸話がある。
これを元にしたTRPGシステム「太陽の警察」においては活躍した刑事は殉職することが前提(最もポイントの高い退場の仕方)となっている。
その他、バトルものでの戦死は数えきれない程あるが、話の流れや設定上どこまでが殉職の範疇に入るのかは判断の分かれるところである。
コナミのガンシューティングゲーム「ザ・警察官」及び「セイギノヒーロー」ではプレイヤーが敵の攻撃を受けると警察官が倒れるとともに「プレイヤー殉職」のテロップとナレーションの声が出るという演出がある。それと同時に階級が1番下からやり直しになる。(セイギノヒーローではダメージを受けたその時の階級から1個下に下がる。)
pixivにおいては、作中で殉職したキャラクターにこのタグが付く場合もある。