概要
エレクトロシフトマチックは主にトヨタのハイブリッド車に採用されているシフトセレクターで、従来のレバー式と比べコンパクトにまとまっており、セレクターは電子制御されている。トヨタが開発し、2代目プリウスに採用したのを皮切りにトヨタのハイブリッド車や他社のハイブリッド車にも広がった。
特徴
レバー式と比べコンパクトなため指先で簡単に操作することができる。セレクターは電子制御されているため万が一ポジションがD(ドライブ)やR(リバース)になっている状態でエンジンを切ってしまっても、自動的にP(パーキング)に切り替えてくれる。
種類
ノブ式
最もオーソドックスな形状。トヨタのハイブリッド車のほか、レクサスのハイブリッド車、ホンダフィットハイブリッド(2代目)、マツダアクセラハイブリッド、三菱アウトランダーPHEV(2代目)などに搭載されている。
ダイヤル式
最近登場した形状。トヨタbZ4X、スバルソルテラ、トヨタbZ3、レクサスRZに搭載されている。
操作方法
ノブ式
右→下↓・・・D(ドライブ)
右→ 長押し・・・N(ニュートラル)
右→上↑・・・R(リバース)
D(ドライブ)に入ってる状態で、下↓・・・B(ブレーキ)
Pボタンを押す・・・P(パーキング)
ダイヤル式
ダイヤルを押して、右→・・・D(ドライブ)
ダイヤルを押す・・・N(ニュートラル)
ダイヤルを押して、左←・・・R(リバース)
Pボタンを押す・・・P(パーキング)
メリットとデメリット
メリット
・指先で操作出来る
・コンパクト
・電子制御されているため、自動的にシフトを変えることが可能(これにより自動運転支援や自動駐車も出来る)
デメリット
・ノブを離すと真ん中に戻ってくる
・少し待たないとギアが入らない
・操作が複雑のため入れ間違いが起こりやすい