DATA
別名: | 液体怪獣 |
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身長: | 50m |
体重: | 4万t |
鼻の長さ: | 40m |
牙の長さ: | 8m |
出身地: | 宇宙→ポイント0488→防衛科学研究所付近 |
デザイン: | 米谷佳晃 |
スーツアクター: | 梅田信一 |
概要
『ミラーマン』第21話「恐怖の液体怪獣タイガン」に登場。
航空防衛隊に撃墜されたインベーダーの宇宙船に搭載されていた液体怪物(資料によっては「液体生物」「液体怪獣」とも呼称される)が、トラやアジアゾウ等の複数の動物を吸収したのちに、別のインベーダーの宇宙船からの光線によって怪獣化した。
その姿は取り込んだ複数の動物の特徴を併せ持ったキメラ然とした風貌で。両眼は緑色に輝いている。
ゾウ由来の長い鼻は、相手を絞め付けたりする他、鼻先からは緑色の液体を噴射するほか、ゾウの様に水を吸い上げて噴き出す事も出来る。また、鼻先は小さく三叉に分かれていて、更にそれぞれの先端部に爪が生えており、設定上はこれで相手の頭を砕く事が出来るという。
左右の牙は20階建てビルを押し倒すパワーを秘めているほか、ミサイルとして発射する事も可能で、『ミラーファイト』での解説によると、牙は2本同時に発射すれば200m先の厚さ5mの鉄板に風穴を開けられるという。
両腕にはトラの様な鋭い爪が生えているが、長い鼻に比べるとリーチが短い為あまり活用されない。他には当時の資料によると、耳は地球上どこでも敵を捕捉出来、胸毛は格闘時に強力な静電気を起こせるとされている。
液体怪物
本体は青いゲル状の姿で、その細胞組成はパラフィン系炭化水素の構造に類似しているが、このような有機体は地球に存在しない。細胞片一つでもマウスを吸収してしまう恐るべき性質を持ってはいるものの、単体では分裂して増殖する能力が無きに等しい為、前述の細胞片はすぐに凝固し、死滅してしまった。
活躍
外敵の侵入をコンピューターが察知して迎撃する人工衛星G衛星の完成阻止をするためにインベーダーがけん玉状の円盤で運んできた液体怪獣。
G衛星1号機によってインベーダーのけん玉状の円盤が撃ち落とされ、タイガンを収めていたポイント0488に落下。逃げ出した先の自然動物園にてアジアゾウ、トラなどを吸収して大型化。今度は工事現場に出現し、通報を受けて出動したSGMのソルガンを浴びて逃げ去る。
その後、防衛科学研究所にいた御手洗博士達を襲うが、インベーダーによって電気室に閉じ込められた鏡京太郎が配電盤の火花で発光するソルガンを利用してミラーマンに変身。窓の外へ放り出された為、インベーダーの円盤から放たれた光線を浴びて緑色の炎をあげながら巨大化、吸収したゾウとトラを合わせたような姿となってミラーマンと戦う。
ミラーマンとの戦闘ではミラーナイフで牙を切断されたように見せかけて牙を発射するが、弾かれて給水塔に命中。今度は給水塔から噴き出した水を鼻から吸収し、ミラーマンに吹き付ける。続けて緑色の液体も発射するが、スライサーHで鼻を切断され、トドメにシルバークロスを浴びて倒された。