概要
全身に包帯を巻き、日本刀を持った姿で、「トン、トン、トンカラ、トン♪」と歌いながら自転車に乗って現れる。人に出会うといきなり「トンカラトンと言え」と言い、そのとおりにすれば去っていくが、言わないと刀で斬り殺される(相手がビビっている場合は再度「言え!」と命令する)。ただし普通の人間でもトンカラトンの包帯を左手に巻きつけておくと、仲間とみなされ斬られない。
花子さんがきた
テレビアニメ『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』での登場を機に一躍有名になった。
この時は「トンカラトンが現れるよう呼びかける」、「トンカラトンが『言え』とまだ言っていないのに勝手に言っても斬られてしまう」、「斬り殺された人間もトンカラトンになる」という設定が追加された。
なおこの回の花子さんは、街にトンカラトンが出没しているのを事前に察知していた上に、少年が切られるのをすぐ近くで見ていたにもかかわらず助けなかった…仕事しろや。
その理不尽ぶりからか、ネット界隈では一部からネタにされるようになった。
主にネットでネタにされてる部分
・(主人公は)剣道やってないんかい
・トンカラトンが万歳しながら変な躍りをしながら手放し運転しながら自転車を漕ぐのがシュール
・「トンカラトンとYeah!」
・花子さん仕事しろ
その後
原作では後に集団で登場。登場人物は彼らから一斉に「トンカラトンと言え」と命令され、その通りに対応したのだが、一番後ろのトンカラトンが「おれはトンカラトンと言えと言わなかった…」と主張したので斬られてしまう。
こんなのどうしろってんだよ…
アニメ版第二期には新米のトンカラトンが登場(旧シリーズでトンカラトンにされた少年と同一人物かは不明)。自転車に上手く乗れずに転んだ所をマサキ君に助けて貰い、彼に自転車の乗り方を教えてもらったお礼にトンカラトン避けの包帯をプレゼントして去っていくという、微笑ましいエピソードであった。後の話でも、銭湯で同じ湯につかった少年と友情を結ぶ、体操をするなど恐怖性が薄くなっている。
1995年8月にPS・SSでカプコンから発売されたゲーム版ではまさかの味方として登場。
この作品では包帯の色が違う偽者が敵役として登場するが、関係性は不明。
余談
並木伸一郎『最強の都市伝説4』には、「トンカラトンの噂」が一応、アニメ制作者の一人の田舎で語られていたと描かれているが、そのスタッフと著者の間で連絡がつかず、真相は謎のままである。
YouTubeチャンネル『クロネコの部屋』でも取り上げられた。