死の千年後、バロムが蘇る。
カードとしての能力
概要
DM-09「闘魂編 第4弾 覇道帝国の絆」にて登場したクリーチャー。
破壊されるとバトルゾーンのクリーチャーをすべて破壊させるという派手な能力を持っているが、コストがかなり重く、能力も破壊されないと発動できないため、即効性がない。スパイラル・ゲートや父なる大地などのような低コストのカードなどでバウンスやマナ送りされてしまうと、テンポアドバンテージを大いに失ってしまう。さらに、自分のクリーチャーまでも巻き込まれてしまうため、その点もあって、非常に扱いにくい。
除去持ちのデーモン・コマンドは、魔刻の斬将オルゼギアなどの方が扱いやすく、当初はコンボ用やメタカードとして扱わない限り活躍は見込めないとされていた。
なお、このカードは、DMEX-08「謎のブラックボックスパック」で再録されるまで、長らく再録されていなかった。その関係で、以下のようなテキストになっていた。
呪縛の剣豪バロスト |
SR 闇文明 コスト8 |
クリーチャー:デーモン・コマンド 6000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき、バトルゾーンにあるクリーチャーをすべて持ち主の墓地に置く。 |
初収録当時のテキストは、「このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき」になっていたが、旧裁定では、この条件が書かれている能力は、封印として墓地に落ちた場合でも能力が発動するという裁定になっていた。
曖昧なテキストのおかげで当初とは比べ物にならないほど緩い条件で能力を発動することが出来るようになり、裁定によって大分救われた。
…のだが、伝説の禁断 ドキンダムXを用いた【レッドゾーン】デッキはビートダウンデッキであり、この能力が原因でビートダウンを阻害されてしまうということもあり、同じような最低になっていた闇侯爵ハウクスよりも活躍していたとは言いにくい状況だった。
その後、2019年10月2日の正式回答で上記のような扱いは不可能になり、その後、前述の再録によって現在のテキストに変更され、以前の挙動を取ることは不可能になった。
デュエル・マスターズ プレイスではDMPP-02「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」で実装。レアリティはVR(ベリーレア)に降格(ちなみにこのレアリティ、同弾でSRに昇格した凶骨の邪将クエイクスの元々のレアリティであり、クエイクスとはTCG版とデュエプレ版でレアリティが逆転している)したが、コスト6になって出しやすくなった。
コスト7のクリーチャーを光器アマテラス・セラフィナのみにして、ヒラメキ・プログラムを唱えておくと、バロストの破壊された時の能力を待機しながら、セラフィナの能力で崩壊と灼熱の牙を唱え、大量シールド焼却&ハンデスするという荒技も可能である。
余談
公式レジェンド・ブックによれば、このクリーチャーは、悪魔神バロムが覇王ブラックモナークに復活させされる前の封印状態とのことらしい。
また、ミスティ・レポートによると、このクリーチャーは悪魔神復活のために生贄にされたクリーチャーでもあった。
最初の悪魔神であるバロムはバロストの無念と怨念によって形造られた存在だったが、一度悪魔神の姿がバロムとして人気されたことで信仰を集めると、邪霊神官だちは生贄を使ってバロムを呼び出すことを可能とした。
実際にこのクリーチャーはデーモン・コマンドなので、バロムの進化元にすることが可能である。