総統D
そうとうでー
概要
最終回である第32話「さらば斗いの日々、そして」に登場。
世界を股にかける大犯罪組織・ダッカーの総元締め(真の支配者)。
表向きでは首領Lをダッカーを首領に置き、影で操っていた。
攻撃する時はダッカー〇〇と叫んでおり、銃火器などの武器を持っている。
正体
その正体は、早川健のもう一人の親友・東条進吾の中学時代からの親友・神竜伸介(じんりゅう・しんすけ)その人で、高い記憶力を持つ変装の名人。
初登場の第31話では老人に化け、早川健達に接触した。
表向きには国際秘密警察の捜査官として活動しているが、実際は「殺人による世界征服」という残虐極まりない野望を抱いており、その実現のためにダッカーを組織し、裏で操っていた。
初登場の第31話では老人の姿に化け、早川健と皆川理沙に接触した。
ホテルに着いた時は神竜伸介としての姿を現した。
ダッカーのことを伝えた。
神竜伸介は銃弾で撃たれた後、飛鳥五郎殺しの犯人を首領Lになすりつけ、彼の復讐心を高せ、基地に攻め込ませたが、ズバットとの対決に首領Lが総統Dのことを言い、口封じに部下に殺させた。
総統Dの姿
黄金の覆面で素顔を隠しており、天海山三兄弟と同じくシルベール製の強化スーツを着用しており、マントを羽織っており、Dのマークがついたベルトを装備している。
逆に飛鳥の遺したシルベールの製造法を見たことがあるのは飛鳥の妹と、彼女からの相談を受けた神竜のみだったという理由から早川に正体を見破られた。
活躍
ズバットを限界まで追い詰めボロボロになるまで海岸で戦うが、最後はズバットに倒された。
総統Dの亡骸を東条進吾がマスクを剥がしたことでその場にいた面々に正体が判明し、シルベール製の強化スーツが作られた理由が設計図を半分に破く前に高い記憶力により設計図を記録し、その後わざと殺されたふりをし、シルベールのスーツを製造されたこともわかった。
今思うと第31話で老人に化けたのは早川達に接触しやすくするためであり、銃弾での負傷も嘘だと思われ、第32話で早川が神竜伸介を助けようとした時に早川が川に落ちたのも神竜伸介がわざと突き落としたのかもしれない。
ズバットである早川健は飛鳥五郎の墓に敵討ちを成功したことを報告し、
「悪の大組織 ダッカー全滅!」
と書いてあるカードを残し、どこかに去った…
余談
第31、32話のシナリオでは総統○と記されていた
作中では「そうとうデー」と発音している。
昭和期においては「D」をドイツ語風に「デー」と発音することは珍しくなく、「ディーゼルエンジン」も「ヂーゼルエンジン」ないし「ジーゼルエンジン」と表記することが多かった。ちなみに法律上では現在でも「ジーゼルエンジン」が正しい表記である。
演じた矢吹二朗もとい千葉治郎氏は同じ石ノ森作品では仮面ライダーの協力者滝和也とロボット刑事では新条強やアクマイザー3では島一平を演じている。