概要
『ぼっち・ざ・ろっく!』における山田リョウの迷言&奇行。全文は「これで私は所持金が底をついたので草を食べて生きていきます」。
原作の流れとしては喜多郁代がギターを練習しても上手くならない事を話したところ、多弦ベースを誤って買っていたことが判明、金銭面負担の高額故に喜多は絶望してしまっていた。それを見たリョウが買い取る形で喜多の借金を帳消しになったもののその金額の大きさにリョウの所持金は底についてしまい発言したのがこのセリフである。
喜多は「冗談よね・・?」、ひとりも「本気な気がする・・」と両者とも困惑していたがその後すぐのアーティスト写真を撮る際にリョウが具合の悪い表情をしており、本当に草を食べ腹を壊していた事が発覚する。そりゃそうだ
この他にも金遣いの荒さのせいで昼食代まで使い込んでしまい草を食べてしのぐこともあるということ。ただ流石に雑草では飢えはしのげないようで1巻のおまけの4コマではツチノコぼっちを食べようとしていた。
ちなみに食べた草はスベリヒユ、たんぽぽ、ワラビ、水菜、その他雑草。
一応全く食べられないものが無いわけではないが、良い子は真似しないように!!
アニメ版において
アニメ版でも台詞や展開の流れは同様だが、模写の変更や改変により原作とは大きく変化している。
本編では3話ラストでこのやり取りが描かれる。苦労しながらもギターを練習する喜多とそれを見て昔を思い出すひとりという緩く微笑ましい場面で突如食べられる野草の本を片手に持ちつつ草を食べる山田が入室する。
あくまで原作では発言のみであり実際に草を食べている模写は無かったのだが、本当に食べている様子が描かれている上に調理せずに生の草をそのまま食べているという原作以上に山田の奇行っぷりが強調されている。
草をかじる山田を見てひとりからドン引きされる一方で、「先輩…ワイルド…!」と逆に惚れられていた。
また上記の通り原作ではアーティスト写真の撮影で結束バンドメンバーが集まるという流れだったがアニメ4話では伊地知虹夏が「バンドらしいことを決める」と提案する内容に、アーティスト写真を撮る流れも「お金が無いので下北沢の町中で撮影する」という内容へと大幅に改変された。
結果的に「草を食べ腹を壊していた」場面及び言及される事が無くなった為に山田が道中の草を食べてもお腹を壊さないという鉄の胃袋を持つことになった。
あまりに特徴的なシーンだったため、アニメの山田関連の商品でも草を食べるイラストやフィギュアなどでも再現されておりアニメ版ぼざろを代表する迷シーンとして扱われている。
コラボメニュー
上記の通りアニメぼざろを代表するシーンであり、食べ物関連でも抹茶でイメージ及び再現しやすい為かコラボメニューのネタ要素として再現されている。
2023年のスマイルベースカフェ3店舗のぼざろコラボでは、「草を食べて生きていきます」そのまんまのメニュー名前で登場。草の生えた地表を抹茶粉、ホットケーキや湯で小豆、ホイップクリーム、マスカルポーネクリームなどで地中の地層を再現しており草どころか土も食えそうなメニューと化している。また草はハーブのタイムで表現されておりちゃんと食べることもできる。
ネタ要素が強くコラボメニュー内でも一番の話題になったが、デザートとしてはきちんとした和風パフェでありファンからも好評だった。
また2024年の劇場総集編に合わせた同店舗のコラボでは「リョウが採ってきた草の蕎麦」で登場。前回同様草はタイムで表現し、茶そばで抹茶味で植物の味を再現している。