道草を食う(物理)
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ほんとうにみちのくさをくうやつ
もしゃもしゃもしゃ……雑草うめぇ!!!
道草を食う(物理)とは、目的地へまっすぐ向かうのではなく、道中で寄り道して別のことにも時間を費やす事……ではなく、言葉通りその辺の道端に生えている草を食べる事を指すネットスラング。
「道草を食う」という言葉は、馬が道ばたの草を食って進行が遅くなる事に由来するため、ある意味原点回帰とも言える。
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すべて見る物理的にネジをつけるのはどうかと思う!!
「原因はテメェだ!!!!」 頭空っぽにして読んでください第二弾。何もかもが雑なn番煎じネタ。物凄く平和な話です。 合言葉は「既にこんなのありそう」。 プロフにマシュマロ設置してます。文句なり匿名感想なりリクエストなりありましたら。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ それは、いつの間にか毎晩の恒例行事になっていた。 コンコンと船長室のドアがノックされる。許可を出せば、入ってくるのは湿った赤褐色の長髪を雑にまとめたトパだ。水滴が垂れている訳では無いが、毎度乾かさずに来ることに眉を顰める。 それに気づいている彼女は、ケラケラと笑ってローの座るソファへと近づき足元へと座った。同時に渡されたタオルに、ため息をついてその髪に触れる。 「あのねあのね、さっきイッカクが新しいシャンプー貸してくれたの。いつもと匂い違うでしょ?ハチミツの匂いなんだって」 「…確かに、甘ったるい匂いがするな」 「そんなに甘い?」 「あぁ、甘い」 声色は変わらずとも昼間より静かな声は、この時間にローだけが聞けるものだ。柔らかい髪から香る匂いに、少しだけ頭がくらりと揺れる。 ドライヤーで乾かしている最中も、彼女は口を止めずに喋り続ける。今日はこんなことをしただとか、掃除が物凄く上手く出来たとか。 内容はドライヤーによって半分くらいローの耳に届いていないのだが、楽しげに話す彼女を見ているのは嫌いじゃない。乾いた髪を手ぐして梳かして、サラリと流れるそれを口元に寄せる。 始まりは幼い時、町でバラバラに働き始めた頃だった。働く場所が違うため、休みも帰りの時間も合うことが少ない。元よりお喋り好きな彼女は、その日あったことをローに報告したり自慢したいと言い出した。 その為、その日やることが終わって寝る前の数時間。少しでも長引かせようと、風呂上がりに髪を乾かす手間すら惜しんでやってくるトパを合図に、報告会なるものの時間を作ったのだ。 それは海賊として海に出たあともこうして続いており、ローは無駄に長髪を乾かすことが上手くなった。 乾かし終わった後、いつもしていることに彼女が気づいているかは知らない。そう、ローは知らない。 「そ、れでね、キャプテン!明日は美味しいミックスジュースを作ろうと思うの」 「ふっ…そうか。なら試飲はシャチに任せるといい。美味いものが出来たら持ってこい」 「あいあーい」 彼女の火照った耳は風呂上がりだからと、知らないことにしてやっているのだ。5,786文字pixiv小説作品