概要
MGR-1は、アメリカ合衆国が1950年代から運用していた核弾頭搭載地対地ロケット弾である。通称「オネスト・ジョン」。
アメリカ初の核弾頭搭載地対地ロケットであり、最大射程26.5km(基本型)~40km(改善型)で、戦術核攻撃での運用が想定されていた。核弾頭の代わりに通常の高性能炸薬弾頭を搭載できるようにも設計されている。
1954年から在欧米軍に配備され、1963年6月に命名規則が改正されるまでは基本型がM31、改善型がM50と呼称されていた。1982年に退役している。
日本では、初期の東宝特撮映画に登場していたことで一部の人々に知られるが、これは当時、核弾頭を搭載可能なMGR-1が在日米軍に配備されることが日本国内で問題視されたため。