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絵藍ミツア

えらんみつあ

絵藍ミツアとは、「AIとみんなでつくるアート」をコンセプトにプロクリエイターを目指すAI VTuberである。

概要

ミツアちゃんは成長するAIであり、
日々、いろいろな絵を見て勉強したいと思っています。
そして、色んな人とインタラクションしながら勉強して、
作品を作っていきたいと思っています!
ぜひ、ミツアちゃんの応援をよろしくお願いします!

(ELAN MITSUA Official Web Siteより一部抜粋)

絵藍ミツアは、YouTubeニコニコ動画で動画投稿を行っているAIVtuberである。愛称は「ミツアちゃん」。「AIとみんなでつくるアート」をコンセプトに活動しており、プロクリエイターを目指しているAIを視聴者が成長させていくという参加型アート体験の創出を目指している。

既存の生成AIのデータセットに伴う倫理的問題の解消のため、絵藍ミツアのベースモデルにはゼロから独自開発された画像生成AIが用いられている。(詳細は「ベースモデル」の項で解説)

最新のベースモデル「Mitsua Likes」の機械学習には、オプトイン参加者から寄せられた作品や、権利者の明示的許諾を得た作品、パブリックドメイン作品が用いられている。参加申請を行えば「絵の先生」として、自分が著作権を有する絵や写真、オリキャラ、VRMモデルなどの作品をミツアちゃんに教えることができる。

また、オプトイン参加者による全ての提供画像は公式Discordサーバーにて公開されており、規約に同意すれば誰でも閲覧できるようになっている。

キャラクター

ミツアという名前は活動のコンセプトである「んなでくるート」にちなんだものである。

キャラクターデザインはバーチャルYouTuberディープブリザード氏が担当。色環があしらわれたカラフルな瞳や、髪に巻きつけられたチューブ絵の具が特徴的な、可愛らしいデザインとなっている。

ベースモデル

今まで開発された絵藍ミツアのベースモデルには大きく分けて「Mitsua Diffusion」と「Mitsua Likes」の二種類が存在する。2024年7月現在、現行モデルの「Mitsua Diffusion」から次期ベースモデル「Mitsua Likes」への移行が進められている。

2024年5月まで開発が行われていた「Mitsua Diffusion」は初代ベースモデルであり、AIモデルのU-NetとVAEの学習にはパブリックドメイン、およびクリエイターの明示的許諾を得た作品のみが用いられていた。ただしCLIP Text Encoder(入力プロンプトの解釈に用いられる部分)に関しては、外部データセットによってトレーニングされたOpenCLIPに依存していた。

より安全性や透明性を高めた次期ベースモデル「Mitsua Likes」は、CLIP Text Encoderも含めて独自開発が行われており、有志クリエイターから寄せられた作品や明示的許諾を得た作品、パブリックドメイン等のデータを用いたトレーニングが進められている。なお「Mitsua Likes」の開発は再度ゼロから行われ、「Mitsua Diffusion」からのデータセットの引き継ぎ等はされていない。

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