概要
正式名称は『ZOIDS Concept Art』。
2010年からホビージャパンにて始まったコンセプトアートブックのシリーズである。簡単なストーリーが付属している。
徳山光俊自らが執筆しており、バトルストーリーを意識しつつも独自の世界観とストーリーを展開しており、何より既存のゾイドがこれまでと異なるデザインや設定で登場したり、多数のオリジナルゾイドも登場する。
また、『マスターピース』シリーズのゾイドも、本シリーズのデザインを参考にしている場合がある。
多数のパラレル設定が混在し混乱が生じていたゾイドシリーズの正史とアナウンスされた。しかし、展開が割とすぐに終わり、現在も正史として扱われているかは不明である。
※ゾイドシリーズは不評だった設定を平然と無かった事にする悪癖があるため、本シリーズは割と本気でなかったことになっている可能性がある。
往年の人気ゾイドが大体全部登場し、特に人気のゾイドは優遇される傾向にある。
とりわけデスザウラーとゴジュラスは破格の待遇を受けた。(後述)
登場ゾイド
Pixiv 上にイラストが確認できる種類のみをリストアップする。
デスザウラーについて
ゾイドでありながら核を持たず、神秘的な最強ゾイドとして扱われた。最強の火力荷電粒子砲を搭載し、鉄壁の装甲と高速格闘が出来る敏捷性を併せ持つ。徹底的に対抗策を積んだマッドサンダーに貫かれるも、急所である核がない為、致命傷にならず逆に戦闘不能に追いやった。
単機で戦線を左右できるほどの圧倒的強さを誇るが、不安定なシステムで制御されており、マシントラブルを起こしやすい弱点も持つ。結果的にはゴジュラスとそのパイロットの活躍により暴走し、決着がつかぬまま氷塊へと消えた。
ゴジュラスについて
重火力型とそれを改造して高機動型に改修したものが登場した。
ゴジュラス=かませ犬というイメージを払拭するかのように、単機で帝国軍の進撃を押しとどめたり、帝国最強ゾイドであるアイアンコングやデスザウラー相手に一歩も退かず戦い続けた。デスザウラーと互角に渡り合えたのはパイロットが特殊だった事も大きいものの、それまでゴジュラスといえばデスザウラーには手も足も出なかったことを考えれば大金星といえる。
ファン達からは久しぶりに頼もしい最強ゾイドとしてのゴジュラスを堪能できたと好評であった。