カンボジア
かんぼじあ
東南アジアに位置する王国。
概要
東南アジア、インドシナ半島にある立憲君主制の王国。クメール語表記ではកម្ពុជា、首都は中部のプノンペンである。
国民の大多数はクメール人で公用語はクメール語。
9世紀初頭に成立したクメール王朝が元となっており、1863年よりはフランスの保護国となり形式上王政が維持されつつも、一部領土をタイに分割されたりと波乱万丈が続いた。
1953年に「カンボジア王国」として完全独立したもののベトナム戦争の巻添えを食う形で混乱が続き、王であったノロドム・シハヌークが一旦退位して父のスラマリットに王位を譲り自らが政治の実権を握った。しかしその後も混乱は続き、ロン・ノル将軍がクーデターを起こして王政を廃止、「クメール共和国」となった。さらにその後クメール・ルージュが国を制圧してポル・ポトの独裁体制となり、彼らに一時期担がれていたシハヌークは幽閉される。
ベトナムに逃げ込んでいた難民たちがベトナムの後押しも得てポル・ポトを追い出しヘン・サムリン政権によるカンプチア人民共和国となる。中国に亡命していたシハヌークが1991年に帰国、1993年に王政が復帰しシハヌークが再即位し現在の立憲君主制の体制となる。
1998年からカンボジア王国首相、カンボジア人民党議長となったフン・センによる一党独裁体制が強まり、カンボジアは再び独裁国家に陥った。
王室および有名な地域
参照
- wikipedia:同項目およびリンク先
- 外務省:カンボジア情勢と日・カンボジア関係