矢口八虎
やぐちやとら
漫画『ブルーピリオド』の主人公。
俺の絵で、全員殺す。そのためならなんでもする。
人となり
髪を金色に染め、耳にピアスを付け、さらには飲酒喫煙もいとわぬDQN(そもそも講談社の公式動画においてこう言われてしまった)な高校生、それでいて下手に学業は優秀なのだから質が悪い(連載開始当初)。
その一方でどんな人間でも分け隔てなく接することが出来る、優しい心根の持ち主。まさに人は見かけによらないものである。
また、コーヒーを呑むとラリってしまう、と言う、意外な欠点を持つ。
どこか満たされない高校生活に苛立ちを感じていたある日、ふと目にした1枚の絵にショックを覚え、美術部の門を叩く。
あまりにも凄まじい見た目故に、一応は友人である鮎川龍二以外の部員からは「やべー奴が来てしまった」と恐れられたが、絵に対する真摯すぎるくらい真摯な態度が認められ、打ち解けてもらえた。
美術部での活動に加え、東京美術学院で様々な事を学び、東京藝術大学を現役で合格(実は件の大学は、入学のためなら2浪3浪は当たり前とされるほど競争率が高い)、入学を果たした。
ただ、東京藝大入学後は周りのハイレベル振りに圧倒され、1度は挫折するも、東京芸術学園に通っていた頃に仲良くしてもらっていた桑名マキに慰められたことで立ち直っている。
余談
実写版演者の眞栄田郷敦もサックスのプロ奏者を目指して東京藝術大学を受験した経験(結果は不合格)があり、矢虎を演じる上でその経験が活かせたとインタビューで語っている。