金太の大冒険
きんたのだいぼうけん
つボイノリオの楽曲。1975年に爆誕。
解説
つボイノリオの代表曲にして、言葉遊びの一つであるぎなた読みを活用(悪用?)したコミックソング。
10番までの歌詞で構成される4分38秒の曲で、歌詞は主人公である金太と、美しいお姫様(平安風)をめぐるストーリーとして展開されている。
金太(喧嘩が弱い)が歩いていたらお姫様が逃げてきて、そのお姫様を追う悪人(身長2mの巨漢)と対決……とはならず、木の周りをぐるぐる逃げ回っているうちに目を回してダウン。その隙に逃げ出してマスカットを食べ、マカオに亀で向かう。
そしてマカオに着いたら知り合いの神田さんのビルにたどり着き、伝言板の「金太、待つ 神田」というメッセを読むところで終わっている。
なお曲のラストでは「これから先はどうなるか、またの機会をご贔屓に」と続編フラグを立てているが結局現在まで続きが出ていない。
しかしこの曲の最大の特徴は、事もあろうに金玉を明瞭に発音する事。最低限、小学校低学年程度の日本語の知識が必要とされる。
キンタマだけあってぎなた読みはいずれも金太〇〇となり、歌詞毎に1つずつある。
1.金太守って
2.金太負けが多い
3.金太負けるな
4.金太回った
5.金太またたいた
6.金太マスカットナイフで切る
7.ねえ金太まだ?
8.金太マカオに着く
9.金太ましなビル
10.金太、待つ神田
歌詞は岐阜放送ラジオで深夜に放送されていた『ヤングスタジオ1430』の「小噺コーナー」の投稿が元になっている。なお、歌詞中に出てくる「神田さん」とは、当時の岐阜放送の看板アナウンサー神田卓朗のこと。
またMVアニメでは冒頭と「金太回った」の所に謎のおっさんが出てくるが、このおっさんは漫談家の大空テント。ついでに「金太またたいた」ではなぜか目玉おやじが登場する。それは目ん玉……。