オリンピア・キュクロス
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おりんぴあきゅくろす
ヤマザキマリの漫画作品の一つ。テルマエの次はオリンピック!!
古代ギリシャの青年デメトリオスは、壺絵師見習いの草食系オタク。
ある日、村の争いに巻き込まれ、思い悩むうち、なぜか1964年オリンピックに沸く東京に漂着・・・!?
時空を超えた奇跡の喜劇、ここに開幕ー!!!
古代ギリシャでオリンピックが行われていた時代に生きる青年がタイムスリップして現代のオリンピック文化を経験し、そこで得た経験を元の時代で活かすというコメディ作品。
この構図からもわかるように、大まかなストーリーの流れは作者ヤマザキマリの過去作にあたるテルマエ・ロマエとよく似ており、特に今作は気弱なギリシャの青年を主人公としたことで成長物語としての要素も強い。
2021年に開催された東京オリンピックに向けた準備期間中に連載された作品なだけに、1964年の東京オリンピックと2020年のオリンピックを控える東京という二つの年代を舞台として登場させ、問題提起やスポーツ文化の変革なども描いている。
また、時にはオリンピックだけでなく、実在の漫画家手塚治虫が登場したり、巌谷一家という一つの一族が2つの時代を通して変化していく様子などに焦点を当てる回もある。
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