概要
平たく言えば護衛やボディガードのことだが、元々は戸や窓を外から開かなくするための突っ張り棒や、護身用の棍棒・警棒が呼び名の由来とされている。
昨今の創作作品においては、その響きから時代劇・任侠・ファンタジー作品などにおける腕利きの傭兵・武芸者といった人物が多い。
腕が立つためか、雇い主から「先生」と称されていることもある。
よっぽどのことがない限り劇中での扱いは斬られ役であるが、用心棒自身が主役の作品もある。
作中では黒幕やラスボスの側近などを務めている場合が多く、本来のボスよりも実力や存在感が大きく上回っていると、用心棒が実質的なラスボスポジションと視聴者や製作側から認識されるようになる。
映画『用心棒』
1961年に公開された時代劇映画。監督は黒澤明、主演は三船敏郎で両名の代表作に挙げられる。メイン画像の男は同作の主人公・桑畑三十郎である。
1964年に公開されたマカロニウェスタン映画『荒野の用心棒』は同作の西部劇風リメイクだが、東宝および黒澤に無許可で制作したことから訴えられてしまった。その後黒澤と菊島隆三は『荒野の用心棒』の日本・韓国・台湾での配給権と世界配給収入の15%を受け取る形で和解に合意した。この際のトラブルがきっかけで黒澤は東宝からの全面独立に至った。
関連タグ
ようじんぼう:ファイナルファンタジー10の召喚獣。ギルを払うと攻撃してくれる。
快傑ズバット:毎回敵対組織の用心棒と特技対決をする。