ようじんぼう

ようじんぼうとはファイナルファンタジー10に登場する隠し召喚獣である。

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概要

三度笠と羽織を纏う、和風の剣客のような姿をした召喚獣。狛犬のような姿の使い魔、ダイゴロウを伴って現れる。

元ネタは歴代FFシリーズに登場する、同名の敵キャラクター「ヨウジンボウ」。

他の召喚獣達と違い、契約の鍵となる「祈り子像」はエボン寺院に安置されておらず、とある場所にある「盗まれた祈り子の洞窟」に置かれている。

元となった祈り子の生前は犬を連れた武人であり、「無頼の剣客、音に聞こえし用心棒」だったとの事。

事あるごとにギル(金銭)を求めるという風変わりな召喚獣であり、契約を結ぶ際にも巨額のギルを要求してくる。また、契約者が多くを支払うほどに、剣の腕が冴え渡るという性質がある。

ステータスはHPが低く、攻撃力・回避・命中が高い高速アタッカー。特に回避に至っては驚異的な伸びを見せ、最終的には召喚獣トップとなる。そこいらの雑魚相手であればノーダメージで戦闘が終わる事も。

オーバードライブ技(相当)は喚び出した妖刀を抜き放ち、敵全体を一撃で斬り捨てる「斬魔刀」。

さて、召喚獣を直接操作できる本作において、ようじんぼうの操作は特殊なものになっている。

それは一行動毎にギルを支払う「心づけ」、そして内部数値である「相性値」の存在である。

「心づけ」を受け取ったあと、攻撃をランダムに行うようじんぼうだが、支払った「心づけ」の額が大きければ大きいほど強力な攻撃を繰り出し、相性値も加算される。逆に「心づけ」をケチれば小手調べ程度の攻撃しかしないし、相性値が下がってしまう。

相性値が高くなると、ようじんぼうは「心づけ」なしでも攻撃をしてくれるようになっていき、上述した「斬魔刀」を解禁してくれるようになる。運が良ければ無償で「斬魔刀」を放ち、敵軍を一掃してくれる事も。

入手・バトル共に資金が必要で、管理も大変ではあるが、ポテンシャルを引き出せば無類の強さを誇るベテラン向けの召喚獣と言えるだろう。

ちなみに「心づけ」した際に、ようじんぼうの動きで技を予想出来る。「斬魔刀」が出るのは礼をしながら、満足げに頷いた場合。

ようじんぼう入手には金銭の支払いと同時にその祈り子との交渉を成立させなければならないが、交渉中の選択肢・交渉額は入手後の「やる気」(行動計算式)に影響してくる。交渉は慎重に行おう。

また、交渉時の値切りをし過ぎると怒って契約してくれないので要注意。

交渉時の選択肢については各種攻略サイトを参照してほしいが、迷った時は「真に強い敵を倒すため」を選ぶとよい。
相性値を育てたいときはこまめにセーブし、リセマラすると効率がよい。
攻撃で唯一相性値が減ってしまう「ダイゴロウ」だが、遠くにいる敵には発動せずかわりに「小柄」が出る。そのため、敵との距離が「近」より遠ければ、たとえ支払額が1ギルでも「ダイゴロウ」は出ず相性値を下げずに戦うことができる。
ようじんぼうの戦闘不能は大きく相性値を下げてしまうため絶対に避けよう。「心づけ」で0ギルも厳禁。
「やる気」を上げるための適切で無駄のない「心づけ」については、有志により数値が割り出されている。以下の数値を参考にしてほしい。
256ギル　512ギル
1024ギル　2048ギル
4096ギル　8192ギル
16384ギル　32768ギル←入手序盤オススメ

祈り子像にはスピラ文字でMeaCulpa(我が罪)と刻まれている。さらに像を覆う何枚もの帯にはエボン文字でSEAL(封印)と書かれている。寺院から盗み出された事といい、何やら不穏な雰囲気がある。
アーロンの七曜の武器正宗はようじんぼうに対応しており、正宗を第2段階以上にパワーアップすることでようじんぼうはダメージ限界突破する。
巨額の「心づけ」を受け取り続けるようじんぼうだが、公式のアルティマニアによると、貰ったギルの使い道は孤児院への寄付だという。義侠心に篤い召喚獣のようだ。

通常の方法では見る事は出来ないが、FF10の召喚獣にも武器や防具の設定がある。ようじんぼうの場合、武器は斬魔刀……ではなくなんとダイゴロウ。その為ようじんぼうの武器にカウンター系アビリティを装備させると、ダイゴロウがカウンターを行う（あくまでカウンター行動であり、特殊技の「ダイゴロウ」ではないので好感度は減少しない)。