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概要

夜桜さんちの大作戦に登場する犯罪組織

六美の命を狙う謎の集団にして、太陽の家族を殺した張本人。

世界中に反社会ルートの根を張り巡らせており、国家規模の武力網を誇る。

構成員の体には自らがタンポポであることを示す綿毛のタトゥーが入っている。

メンバー

CV:うえだゆうじ

タトゥーの位置は首。

表向きには皮下医院の院長として社会に紛れ込んでいる。

朝野一家を事故に偽装して殺害した主犯であると目されている人物であり、朝野太陽にとっては因縁の敵である。

一応組織を運営するリーダー格ではあるのだが、部下からの信頼は壊滅的。

全世界に葉桜を放ち、人類を選別する「種まき計画」を企む。

  • シロ

タトゥーの位置は眼球。

悪縛刑務所の囚人であり、他の囚人たちを大量虐殺していた。

仏山にコンクリートに叩きつけられ、情報を吐くよう脅されるも黙秘したためトドメを刺されかけたところで太陽に助けられたことで気に入り、皮下に会った情報を開示した。

アニメには未登場。

  • ノウメン

CV:松風雅也

葉桜適応率10%。

趣味は料理とヨガ。

名前の通り能面の様な顔つきの大柄なオカマの男性。

表社会では高級ホテル「ダンディーライオン」をオーナーとして経営している。

夜桜家特有の成分「ソメイニン」を模倣した「葉桜」

をドーピングして太陽を追い詰めるも、弟を助けに現れた夜桜辛三に敗れる。

  • 山ちゃん

CV:綿貫竜之介

葉桜適応率60%。

葉桜部隊の隊長を務める大柄な男性。

規律や命令を重んじる厳格な性格で、命令違反した部下を粛清する凶暴な一面も。

ダンディーライオンの任務で太陽が瀕死の重傷を負った隙に夜桜家を一掃するため、部隊を率いて屋敷を襲撃するも、六美の血で強化された太陽に倒された。

意外にも犬好きとのこと。

虹花(にじばな)

全員が葉桜適応率100%を誇るタンポポの精鋭部隊。

桁外れの出力効率を計算すると100%すらも超えてくる者もいる。

全員共通として色に関するコードネームを持っている。

CV:佐藤利奈

葉桜適応率100%。

タトゥーの位置は額。

白髪の美しい女性。

作中で初めて登場した虹花である。

絶縁体で出来た頭髪を操り、攻撃や防御に使用する。

本名は白井雪

10年前に歩くことすらもままならない病を患っていたが外部の病院から来ていた皮下の新薬の治験により、1年で歩ける体を手に入れた。

この薬の正体が葉桜であり、薬の副作用と病気が相補的に作用したため、彼女だけが唯一の完全適合者として運良く生き残れていたのである。

実験体にされ、干からびて死亡した一万人の名も知らぬ人々、そして自身の入院生活を応援してくれた朝野家の命が自身の知らぬ間に消されていたことに絶望。

「ハクジャ」の名を与えられ、タンポポに入隊した。

葉桜の負荷に肉体が耐えられるのは長くても10年であり、太陽と対峙した時点では間も無く寿命が尽きてしまうほどに衰弱してしまっていた。

上記のように太陽の両親とは面識があり、肌身離さず身につけている太陽のピアスは2人からの贈り物であった。

「自身のせいで死なせてしまった」とずっと罪悪感を抱いており、息子の太陽に皮下のアジトを知らせること、ピアスを返すことを目的に任務に志願。

激闘の末、ソメイニンの力に目覚めた太陽に敗北。

副作用で細胞が破壊され、頭髪が抜け落ちる中、太陽に看取られながら息を引き取った。

CV:久野美咲

葉桜出力効率310%(虹花内6位)。

狼のようなケモ耳と尻尾を持つ少女。

タンポポのマークが彫られた首輪をぶら下げている。

手足を狼に変形させて攻撃し、犬のように俊敏に動けるなど機動力も優れている。

子犬のような年相応の無邪気な性格をしており、同じ虹花のミズキには親や飼い主のように懐いている。

かつて母親から虐待を受けていたところを皮下とミズキに保護されたことでタンポポに入隊(母親は怒り狂ったミズキに骨も残らず溶殺された)。

戦闘中、肉体が葉桜に耐えきれずに死にかけていたところをミズキが自らの命と引き換えに救う。

肉親であったミズキが死亡したことをきっかけに戦意喪失し戦闘から離脱した。

タンポポ壊滅後は夜桜家に引き取られ、太陽や六美を中心に兄弟たちに溺愛されながら健やかに育っている。

 

  • ミズキ

CV:野島健児

葉桜適応率466%(虹花内3位)。

タトゥーの位置は左手。

二本の角につぎはぎのある顔が特徴的な科学者風のメガネの男性。

毒を精製する能力を持ち、七悪と対峙した際は彼により逃がされた実験体を催眠ガスで足止めした。

過去にミズキの暮らしていた町付近の化学工場が起こした公害がきっかけで妻と娘が死亡。

訴訟を起こすも大企業のため国の後ろ盾も厚く、世間からは「利権団体による被害者ビジネスだ」などと蔑まれる中で自身も死にかけていた際、皮下に救われたことでタンポポに入る(公害を起こした企業の取締役は彼に殺害されたと思われる)。

瀕死になったアイを救うため自らの細胞を注入、細胞が崩壊し、塵となって死亡した。

  

  • アカイ / 赤坂ミキ(あかさか みき)

CV:小清水亜美

葉桜出力効率512%(虹花内1位)。

タトゥーの位置はへそ。

露出度の高い衣装のオレっ娘の女性。

3年前、過去の医療データから当時高校生だった彼女に目をつけた皮下。

実験体にすべくすぐさま彼女の家に向かうも彼女の家は快楽放火魔の手により全焼、駆けつけた頃には家族は全員死亡しており、唯一生き残った彼女も黒焦げの虫の息であった。

皮下は彼女を救うため妹と弟の細胞を移植、奇跡的に一命を取り留め炎を操る能力に目覚めた(後に放火魔は彼女に焼殺されている)。

白骨島編では二刃と激突。

皮下にドクターストップをかけられるも忠告を無視し大技を繰り出したが、二刃の「しだれ組み手 東風(こち)」で悪意の種を浄化され敗北した。

  • クロサワ / 黒田善正(くろだ よしまさ)

葉桜出力効率501%(虹花内2位)。

タトゥーの位置は脇腹。

全身黒ずくめの無口な男。

特技は高速で体を動かすこと。

黒陰石という特殊な石で出来ており、物理攻撃をほぼ無効化する。

実は元死刑囚の男であり、最初の犯行は15歳。

ゲームで負けた腹いせに友人を撲殺。

21歳の時は口論になった店員を絞殺。

24歳で騒音を理由に隣人を含む11人を殺害したことをきっかけに一連の容疑で逮捕される。

精神鑑定していくうちにわかったことは、彼は死への恐怖心が極端に欠落していること

その異常性は異例の速度で下された死刑判決への無頓着な表情からも垣間見えていた。

自身の死にも他人の死にも関心を示さず、ただただ死刑が執行されるのを待つ日々のなか、彼の異常な精神性に興味を示した皮下に裏工作と司法取引で引き取られたことをきっかけにタンポポに入隊。

痛みも死も全く恐れない彼に初めて恐怖を教えたのは辛三の鬱金による圧倒的な破壊であった