概要
退魔(たいま)は、魔物を退治すること。「それを行う者のことを退魔師という」などの使われ方をする。
ファンタジー関連の漫画、小説、ゲーム等で見受けられる。
群馬県伊勢崎市の退魔寺(南北朝時代創立。宥秀和尚の代に退魔寺と改名。石田三成の妖怪退治伝説が由来とされる)の名称に用いられていることから、比較的古い時代から存在した言葉であると考えられる。だが、退魔という語がいつ頃成立し、また文芸作品などで用いられるようになったのか、その正確な年代については不明である(文芸作品での初出については一説には豊田有恒の『退魔戦記』)。
一般的な日本語の辞書などにおいても、「退魔」という言葉について記述されることはない。
(似たような意味を持つ仏教用語「降魔(ゴウマ)」は載っている。)