概要
群馬県南部、関東平野の北西部に位置する市(特例市)。人口約20万7千人。
夏はフェーン現象と都心部から流れてきた熱気の滞留という2つの要因が重なり、有名な熊谷市や館林市に決して劣らない猛暑となる。特に2020年8月には40.5℃という猛烈な暑さを記録した。
さらに2022年6月25日には40.2℃を観測し、猛暑の代名詞である熊谷市や多治見市を差し置き全国初の6月の40℃越えを記録した。
サブカル方面では、漫画家あだち充の出身地であったり、漫画「日常」の舞台のモデルであることが知られている。
鉄道はJRや東武が通るが、基本的に車社会なことから本数はとても少ない。
そのため、鉄道を利用する場合は本庄駅から利用する市民が多い。
名物・名所
古くから絹織物(伊勢崎銘仙)の産地として知られており、国の伝統工芸品にも指定されている。
また、スーパーマーケットのベイシアグループ、「ペヤングソース焼きそば」で有名なまるか食品は伊勢崎市が発祥である。
伊勢崎もんじゃ
ご当地グルメ(?)として、「伊勢崎もんじゃ」という独特なもんじゃ焼きがある。昭和30年頃、駄菓子屋で子どものおやつとして提供されていた。
子ども達がお店にあるものを片っ端から入れるという試行錯誤の結果、
- いちごシロップを入れた「アマ」
- カレー粉を入れた「カラ」
- 上記2つを合わせた「アマカラ」
という3種類の味が生まれたのだという。案の定、他地域の人からはゲテモノと認識されているが。
田島弥平旧宅
実は「富岡製糸場と絹産業遺産群」を構成する資産として、「田島弥平旧宅」という世界遺産が市内に存在する。この田島弥平という人物は自宅を改装し、自ら確立した養蚕法をこの建物で実践していた。
ただ、この地は利根川を挟んだ向こう側の飛び地(つまり埼玉県側)という僻地であるため
最寄り駅(東武境町駅、JRなら伊勢崎駅ではなく、高崎線の岡部駅の方が近い)からバスでも20分はかかるというアクセスの悪さのせいもあってか、年間観光客数は15,000人弱(平成30年度)、伊勢崎市民でもあまり知らないという。ていうか渋沢栄一の事業の一部として紹介されている為深谷市民の方が詳しいかもしれない。
著名な観光スポットとしては、遊園地が併設されている「華蔵寺公園」、ナイター競走で有名な「伊勢崎オートレース場」がある。